久々に「ルートビア」を見つけたので購入した。
ルートビアは10代いや20代前半くらいに飲んだのが最後だったか?
当時は、周囲の者の間では、評判が良くなかった。
皆「まずい!」と言っていたが、自分は普通に飲めた。
まあ、子供の頃は甘けりゃ何でもOKだったし。
ただ、微妙な味付けだったのは覚えている。
飲めたもののやっぱりコーラの方が美味いと思ったし。
でも、コーラ以上に古き良きアメリカを感じたりもしていた。
今でもそういうところがあるのだが、音楽や映画やスポーツなど海外の方が優れている気がして、憧れてしまう節が有る。
海外と言っても米英で、その殆どがやはりアメリカだ。
ロックンロールとベースボールとコーラ発祥の国だけで憧れる。(笑)
で、大人になってからのルートビアの味は?!
…微妙…。(苦笑)
相変わらず微妙な味だった。
何だろうな?
「美味さ」と「不味さ」が同居している。
よくよく味わってみたところ、簡単に言えば「美味さ」はプリンのカラメルの味…それも幼少期に自宅で作れる「ママプリン」とか「ハウスプリン」に付いてるあのカラメルの味。
そして「不味さ」はこれまた幼少期に嫌いだった薬液「ルゴール液」の味。
加えて大人になったらとんでもなく甘く感じる!
カラメルとルゴールを炭酸で割ってさらに砂糖がたっぷり入ったものに思えた。
そう言えば子供の頃にルートビア嫌いって言ってた連中はやはり「薬みたい」と言っていたっけ。
ルートビア、調べたら、18世紀~19世紀にアメリカでこのルーツが発明されたようだ。
元々は健康のためのハーブ飲料が、薬剤師の工夫が加わり鎮咳消炎用飲料へと開発が進められた。
あー、そうだ病院で出される咳止めシロップにも味が似てるや!
それらが改良され、その後炭酸水で割った飲み方が受け、アメリカ全土に定着した。
そうだ、コカコーラも最初はドラッグストアの店員が薬をソーダの中に落としてしまって、もったいないから飲んだらこれがイケた!って話を聞いたことがある。
元々はやっぱり薬として開発されて行く中で、清涼飲料水としての新たな人気を得たんですね。
ちなみに何故「ROOT BEER」と言うのか?
ROOT(ルート)は「根」。
おそらくハーブを意味するのだろう。
BEER(ビール)は、古くは「飲み物」を示す言葉だったようだ。
単純にハーブから作る飲み物と言うことだったのではないか?と思う。