今年のこの日から6月26日は「世界格闘技の日」に制定 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

先日、モハメッド・アリが他界したばかりだが、もうちょっと生きて今日を過ごしてもらえればこの記念日の誕生日を過ごせたのに…。
「世界格闘技の日」は、アリとアントニオ猪木が世界中継で見せた異種格闘技戦を記念した日。

今でこそ、異種格闘技もよく行なわれるようになったが、1976年6月26日のこの両名の闘いが広く世間に認知させる新たな格闘技のスタイルとなった。

当時は期待値が高かった分、「世紀の凡戦」と揶揄された。
あの頃は、やる側はもちろんだが、観る方はもっとルールをよく判っていなかった。
実際、ルールは当日の朝まで揉めていたようだ。

その後、アリ側が自分に不利なルールをどんどん削除していった裏側を報道され、それを知って観ると、「これはこうしか闘えんよな!」という評価になっていった。

しかし、昨今では、猪木側が仕組んだ演出(?)という説もある。
この異種格闘技は、アリはエキシビジョンとして、つまり筋書きのあるショー(いわば現在のWWEスタイル)として行なうとしてきた。
実は猪木側もそれを承諾し、とにかくアリを引っ張り出してしまってから、ガチンコ・スタイルに持って行こうという目論見があった節がある。
それが、後楽園ホールのスパーリングを見て、アリが「話が違う」と激高した、という事にもつながる。

実際のところは何とも不明な点があるが、いずれにせよ「名誉と大金と話題性」の調整が、実は「異種格闘技戦」最大の“格闘”であったのは間違いない。

それでも、この試合を行なった両者は偉大だ。
こうやって、記念日にまでなったのだから。
今だったら、何のスポーツの誰と、何のスポーツの誰との「異種格闘技戦」が観たいかなぁ…?!