それは、まさに1週間前の今日のことだった。
昼近くに甲州街道を自転車で移動中、笹塚駅付近、あのボウリング場のある辺りで自転車を止めて所用を過ごそうとした時。
前方から長身の若い一見水商売風の男性が歩いて来て、私に何かを話しかけてきた。
「すいません、500円貰えませんか?」
…?
見たところ、ドレスシャツまではいかないが通常のサラリーマンが着るワイシャツとは違うちょっと洗練された綺麗な白いシャツに、スーツ用の黒いパンツを着ていたので、お金に困ってる感じはしない。
整髪もきちんとしている。
なので、こりゃ低姿勢なカツアゲだと思い「いや、悪いけど。」と断った。
すると、「じゃ、100円でいいから、100円で。」と言いやがる。
こちとら自慢じゃねぇが貧乏でこの暑い時期に自販機でドリンク買うのにも100円で買えるところを探すなど節制してるのに、「100円でいいから」とは何言ってやがんでぇ!
なので、目は一切笑わずに口元だけ笑顔を作り、相手の目を見て「いやぁ、他の人あたって。」と言った。
すると何やらゴニョゴニョ言い、離れて行った。
おそらく「100円も出せねぇのかよ」と言っていたんだろう。
馬鹿野郎!大人なんだから100円、500円くらい持ってんだろが!!
無きゃ、不景気でもそのくらいは稼げるよ!!
世の中、ふざけたアホがまだいるもんだ。