SHORT SHORTS LIVE @経堂Rock Bar KING | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

昨夜は、「SHORT SHORTS」と言うベースレス・ロック・トリオのライヴへ行ってきた。
SHORT SHORTS(ショート・ショーツ)は、ベテラン3人からなるバンド。
メンバーは、G&Voがキハラトシオ。
私の好きなNOBODYの1人で、その前は矢沢永吉のサポートを長らくしていたあの木原敏雄氏だ。
Key&Voが岩崎はじめ。
やはり矢沢や浜田省吾のサポートで知られる。
Ds&Voが清水淳。
今井美樹や杉真理、等、のサポート・ドラマー。

会場は、経堂にある「Rock Bar KING」。
Short Shorts Live
このお店の入っているビルは音楽と接した感じの飲食店が多いようだ。
B1へ降りると、3軒の店があり、その真ん中のドアがKINGだ。
Rock Bar KING
この外ドアを開けるとすぐ中ドアがあり、その中ドアを開けたら、いきなりキハラ氏が目の前にいて超焦る。(苦笑)
店内は20人強で椅子が埋まるくらいのキャパの中、70~80年代のアナログLPやCD、そして楽器が数多く飾ってある。
その奥に、ドラムス、キーボード、ギターが設置されていた。
一応、この日の予約をしていたので、カウンターの中にいるロン毛のマスターらしき男性に声をかけると、「あ、(さむがい)様ですね」と言われ、カウンターの1席に名前を書いてリザーブしていてくれた。
用意された席に座ると、目の前には幻のウィングス来日公演のチケットが飾ってあった。
ウィングス・チケット(@KING)
ビールを頼み、プレイまで20分ほど待つ。
その間、メンバーが顔見知りの客のところ行っては挨拶したり談笑してる。
リラックスしたいい雰囲気と時間の流れ。

いよいよ、演奏開始。
SHORT SHORTSは60~70年代のブリティッシュ・ロックのカバー・バンド。
この日の1曲目は、キンクスの「サニー・アフターヌーン」!
続いて、デイヴ・クラーク・ファイヴのナンバーから有名な「ビコーズ」と「ウェン」(←渋っ!)を披露。
MCを挟み、4曲目をプレイしたその瞬間、なんか音が違う。
キーボードの岩崎氏が何か困ったような顔でキーボードをチェックしている。
故障?と思ったがそうでもない。
キハラ氏が「ツェー(C)だよ。」とキーを指示する。
それでも、色々とコードを押さえては悩む岩崎氏。
しばらくして、合点がいったのか、プレイ再開でギルバート・オサリバンの「ゲット・ダウン」!
続いて、ヤードバーズの「フォー・ユア・ラヴ」と、嬉しい選曲が続いた。
MCに入り、岩崎氏が「認知証になっちゃったかと思った!」と一言。(笑)
なにやらこの日はポール・マッカートニーの誕生日だそうで、ポールの曲を2曲。
「エヴリナイト」を終えると、今秋にもまたポールが来日公演をする話があると言っていた。
また「来年も来るんじゃない?もうベンチャーズ状態だね」と。(笑!)
そこで、ビートルズのナンバーを立て続けにプレイ。
「ベイビー・イッツ・ユー」、「今日の誓い」、「アイル・ビー・バック」とビートルズのナンバーでも渋めの選曲。
この後はビートルズの弟分のバッド・フィンガーのナンバーを2曲プレイ。
「嵐の恋」が終わると、ここで1部が終了。

休憩を挟んで2部がスタート。
こんな選曲なので、休憩中に英国のバス・エールをオーダー。
前半はビートルズ関連の曲が多かったが、2部はローリング・ストーンズのナンバーを立て続けにプレイ。
「テル・ミー」、「ルビー・チューズデイ」、「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」、計5曲を演奏。
ここでMCが入り、キーボーディストの岩崎氏が「スティーヴィー・ウィンウッドのファンだ」とのことで、スティーヴィーが在籍したブラインド・フェイス、スペンサー・ディヴィス・グループなんかの曲を3曲プレイ。
後半最後もまたビートルズ。
「ザ・ナイト・ビフォア」、「アイ・ニード・ユー」、「恋のアドバイス」とアルバム『4人はアイドル』の中からやはり渋めの選曲。

そのままアンコールに入り、オーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」から始まり計3曲をプレイ。
これにて終了と誰しも思った。
実際、清水・岩崎両名も持ち場を離れかけたその瞬間!
キハラ氏がギターで何やら弾き始めるとストーンズの「黒くぬれ」に!
予想外の2ndアンコールで、この日のステージが終了。

オーバー・60・エイジの大人が、力を抜いて、ある意味では緩く、でも楽しんでプレイしているのは羨ましく思える。
終演後、キハラ氏「久々に木原さんの生歌が聴けてよかったです、NOBODY以来ですから。」と言うと「NOBODY、知ってるの?!」と驚かれましたが、この日プレイした曲たちがキハラさんの青春であたったように、私の青春の1ページにNOBODYは同じようにいますよ。
そろそろNOBODYでの活躍もお願いします。

さて、SHORT SHORTSのライヴ予定はこちらで確認できます。
60~70'sのブリティッシュ・ロック&ポップスをお好きな方はいかでしょう?
ちなみに「SHORT SHORTS」の名は、「タモリ倶楽部」のテーマ曲(おねえちゃん達が水着・下着でお尻を振るやつ)のタイトルから取ったそうです。



SHORT SHORTSとRock Bar KINGのマスターです。
Short Shorts & マスター(セピア)
素敵な時間と空間を感謝です!