前々回、前回とラスベガスだハワイだのとオノボリさん状態で後から気恥ずかしい思いを抱いた。
やっぱり私は、近場をブラブラと彷徨う散策の方が合っていますね。
しかも20年強、10年と中途半端な過去を回想していた。
気がつけば、また1つ老いてしまいました。
そこで、自身の誕生日に自分が生まれた街を訪ねてきました。
そこは、東京都文京区大塚。
大塚駅と言えば、JR山手線の池袋駅の隣というのが多くの方が思うところだろう。
しかし大塚駅は都電、路面電車も停まるのです。
上掲画像の都電停留所の上は、JR大塚駅で山手線が通っています。
でも、やはり路面電車はいいもんです!
さて、この駅前をざっと見渡すと目立つのがこれ。
「大塚バッティングセンター ゆったりパチンコひょうたん島」!その右の看板には「一玉入魂」と。
このビルのほうへ向かって歩くと、ビルの脇道横にひっそりと佇む看板が。
しかも芸者さんようなオブジェが看板の上に、これまたひっそりと乗っかっている。
「大塚三業通り」とあります。
三業というのは「料亭」、「芸者置屋」、「待合」を指し、つまりは花街であり歓楽街であったことを示しています。
この看板のある何気ない路地に、その名残りがあるのでしょうか?
この下り坂の路地を進むと、ポツリ、ポツリと料亭、割烹、あるいはその類いの名残りのあるお店、建築物がありました。
この一角だけかも知れないが、花街に私は生まれたのですか?
どうりで。(?)
ここで、自分が生まれた病院まで歩く。
ここが自分の産まれた病院ですか。
東京都立大塚病院です。
立派な病院ですね。
今からウン十ウン年前のこの日、ここでこの世にデビューしたのか…。(笑)
中にもちょっと入ってみます。
エレベーターのある中央部はガラス張りの屋根から地階まで吹き抜けていて開放感のある綺麗な病院です。
地階のエレベーターホールにはピアノもあり、ここでサロンコンサートのようなことも行なうのでしょうか。
そしてこの中央のこの吹き抜けの先に産婦人科があります。
さすがにここから先には行けないですわ。(笑)
病院から出ると、隣には公園が。
「大塚公園」というそうです。(そのまんまや。)
中に入るとすぐに噴水があり、その背後が小山になっていて休憩場所が。
いいですねー。
この高低差を上手く利用して造られています。
実は、この公園は坂道、斜面になっているところを公園にしています。
この公園に限らず、大塚はわりと高低差のある町です。
公園内の最も高い位置へ行くと、先の休憩所の横に子育て地蔵が。
うちの親も自分が生まれてここへお参りしたのだろうか…?
この一番高い位置は春日通りに面している。
この春日通りの方から公園に入ると、この季節藤棚が。
また、この高低差を利用して公園中央部には三段階の階段露壇が設けられていた。
一番下。
続いて2段目。
そして一番上。
また、この大塚公園は「ラジオ体操発祥の地」なんだそうです!
なんでも、昭和4年(1929年)1月13日近くのお寺で町内会の有志により開始され、その後有志が合流して同年3月27日からはこの大塚公園に場所移して現在に至ったそうです。
ここで大塚公園を後にして、春日通りを歩く。
すると、不忍通りとぶつかる大塚三丁目交差点に。
ここからの不忍通りの高低差も良い眺め!
ここから先はまた次回に。(笑)
は~、それにしてもジジイになっちまったもんだ。。。