革命終焉~天龍源一郎引退興行後半戦 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

早いもので、先週の今日が「天龍源一郎引退興行」でした。
1週間も経ってしまいましたが、同興行の後半戦をアップ。
(前半戦は前スレッドでどうぞ。)

休憩後は第7試合から。
【第7試合】
越中詩郎、嵐vs太陽ケア、相島勇人
第7試合
「アメトーーク!」で人気再燃にもなった越中詩郎選手、久しぶりですね。
そして、最後の馬場全日本イズムが注入された太陽ケア選手も久しぶりです。
第7試合越中-ケア
やっぱり場内が沸くのは、越中のケツ!
第7試合越中のケツ
そう、ヒップアタックです。
結果は、嵐(決して人気ジャニーズアイドルグループではない)が相島勇人を下して、越中・嵐組みの勝利。

【第8試合】
藤原喜明、高山善廣vs鈴木みのる、村上和成
第8試合
この組み合わせで荒れないわけがなく、4選手がリングに揃うや乱闘です。
やがてリング内では鈴木みのると高山善廣のやり合いとなり、巨人高山を倒しその顔を踏ん付けるみのる。
第8試合鈴木-高山1
当然、高山もこんなことされて黙ってるわけもなく、
第8試合鈴木-高山2
高い位置からのバックドロップ。
みのるは藤原組長にもロープ越しで腕を極めれば、
第8試合藤原-鈴木1
やはり黙ってるわけのない組長はお返しにロープ越しに足を極める。
第8試合藤原-鈴木2
いやいやさすが皆さん魅せてくれます。
おっと、もう1人忘れてはいけません。
久しぶりシリーズの選手、村上和成選手!
第8試合久しぶり村上
小川直也の弟分として新日本マットで暴れてたのが懐かしい。
だが、あっさりと藤原組長の脇固めで終了。
第8試合藤原-村上終了

【第9試合】
長州力、石井智宏vs斉藤彰俊、河上隆一
第9試合
長州・石井の師弟タッグの登場。
長州のリキラリアットが炸裂すれば、
第9試合リキラリアット
斉藤の蹴り、
第9試合斉藤蹴り
と肉弾戦の試合。
しかし、場内は若い新日本所属の石井智宏と大日本所属の河上隆一のやり合いに声援が飛ぶ。
第9試合石井-河上
この2人のシングルマッチ、別途観たいですねー。
最後は、石井がブレーンバスターで河上を仕留め終了。

【第10試合】
諏訪魔、岡林裕二vs藤田和之、関本大介
セミファイナルは、色んな遺恨による試合。
現在の全日本プロレスのエース諏訪魔が、IGFを主戦場にしている藤田和之と試合をしたいとオファーするも、藤田は鼻であしらい続けてきた。
しかし、今日タッグながら初遭遇の場となった。
そしてタッグのパートナーである、岡林裕二と関本大介はともに大日本プロレス所属。
実は、このカード発表時は別な団体の2選手だったのが土壇場で降板し、急遽この穴を埋めたのが大日本プロレスであり岡林と関本であった。
リングに4人が揃うも、はやる諏訪魔と藤田を止める岡林と関本。
第10試合
その諏訪魔と藤田がともに先陣を切るが、ずっと睨み合いが続く。
第10試合諏訪魔-藤田1
これが長いこと長いこと。
観客のはやる気持ちをマックスまで持っていこうという演出だったのかも知れないが、これが不評。
ようやくぶつかり合うも試合の形が作れない。
第10試合諏訪魔-藤田2

大日本の2人が両者を引き離そうとするが、それも譲らない両者にブーイングを超えて「大日本コール」が響く。
ようやく岡林と関本に変わり、ここからやっとちゃんとしたプロレスが始まる。
第10試合大日本勢1
だがしかし…エプロンで諏訪魔と藤田がやり合いを始める。
第10試合リング内とエプロンで
そして場外乱闘が始まる。
第10試合場外乱闘
リング上では、天龍がかつてやって来たような力と力のぶつかり合いのような良い内容の試合が行なわれているだけに、観客の多くがイラッとしてるのが判る。
もうファンは大日本の「プロレス」の試合を観ようという状態。
第10試合大日本勢2
場内、もの凄い「大日本コール」が止まない!
最後は、岡林が関本をゴーレムスプラッシュ~片エビ固めでフォール。
第10試合大日本勢3
試合後も諏訪魔と藤田のやり合いが続く。
場内のブーイングを笑いながら受ける藤田。
第10試合藤田
マイクでは、どうやら年末のIGFのリングで総合ルールで試合しようと言ってるようだ。
対する諏訪魔。
第10試合諏訪魔マイク
先に引き上げた藤田に対し、総合じゃなくプロレスがしたい、と。
しかも「今日の大日本のような熱いプロレスがしたい!」なんて言っちゃうもんだから、また観客からブーイングが…。
そうだよな、だったら大日本と試合すりゃいいじゃんって話です。
天龍の引退試合の前のセミファイナルが、しかもプロレス界の話題になるはずの対抗試合への実現に向けての布石が、しょっぱい内容で終わった。
逆に言えば、「大日本プロレス」は一層の株を上げたと言える。

この後、天龍引退試合ですが、これは以前に記しましたので割愛します。
超満員10,522人が、ミスター・プロレスの最後の試合に熱い視線を注いだのでした。

<完>