本日の東京は雨混じりで多少涼しくはあるものの湿度が高い…。
さて、前スレッドでは、真夏にコテコテのメタルを紹介してしまいましたが(笑)、今回は夏になると聴きたく洋楽アルバムを紹介してみます。
夏は、基本的に南国の音楽に行くというとても安易な発想のもと(苦笑)、レゲエ、ラテン、ボサノヴァ、ハワイアン、等々、モロでなくともそのような要素が入ったものをチョイスしたくなる傾向に。
そりゃ、ボブ・マーリィー、サンタナ、セルジオ・メンデスらも聴きますが、今回はもうちょっと外れたあたりのものを。
●『ペップ・ラ』マルヴォワ&ラルフ・タマール(2009年)
カリブの島のひとつ「マルティニーク」というフランス領の島のバンドが「マルヴォワ」。
長きに渡り活動しているグループで、“ラルフ・タマール”はその全盛期のリード・ヴォーカリスト。
全体的にカリビアン・ミュージックをベースにしながらもフランス籍なのでフレンチ・ミュージックの哀愁感もある。
ヴァイオリンなどの弦楽器を取り込んでいるのでほんのり優雅な雰囲気もありつつ、ネイティブ・ダンスの音楽でもある。
と、まあ、相異なる要素のブレンド具合が絶妙なのが面白い。
大人の(初老の?)リゾート・ミュージックである。
YouTubeでこのアルバムの楽曲を探したのだが、削除されてるものばかりだったので、2つ貼ります。
まずは、このアルバム発売時のフランスのテレビCM。(笑)
バックの音楽とライブの雰囲気がこのバンドの特性として伝わるのかな?と言うことで。
もひとつ、このアルバム収録曲“Fyalobi”のPVですが、これは女性シンガーとのデュエット・チューンなのでちょっとまったりおとなしめ。
ただ哀愁感は充分。
初老の日本人は好きかも?!(笑)
続いて、暑いともう難しくないのが受け入れ易いです。
なので、プログレとか大仰なクラシックとか小難しいジャズなどはパス。
すると耳障りの良い軽い音楽がやはり重宝します。
普段だと馬鹿にしている、かっる~い音楽も有り難く感じます。(笑)
なので、ウエスト・コースト系~A.O.R~クロスオーバー/フュージョン~スムース・ジャズなんてところも恥ずかしげも無くかけちゃう。
リー・リトナーの『リオ』とかエリック・ゲイルの『ブルー・ホライゾン』とか、あとスパイロ・ジャイラ、渡辺貞夫、ポップスだとイーグルス、クリストファー・クロス、エア・サプライ、等々、暑さで弱っていく様がこれだけで判るな。(苦笑)
そんな中から、
●『バック・オン・ザ・ケース』アコースティック・アルケミー(1991年)
ギタリスト2名のインスト・グループ。
判り易く言やぁ、イギリスの「ゴンチチ」ですわ。(笑)
70年代にデイブ・グルーシンとラリー・ローゼンが立ち上げたジャズ・レーベル「G.R.P」から発売されたアルバム。
もうフュージョン~スムース・ジャズへと傾倒していった時代なので、とにかく聴き易い。
B.G.Mにしながら作業をすることが多々ありました。
アルバムの中から、日中に疲れた夕刻あたりに聴きたい“ジャマイカ・ハートビート”を。
動画を上げた人の映像もリゾートな感じで夏ですね
ちなみに、途中で入るトランペットは“ランディ・ブレッカー”。
この「アコースティック・アルケミー」、残念ながらスティール弦ギター担当の“ニック・ウェブ”氏が他界し、現在はナイロン弦ギター担当の相方“サイモン・ジェイムス”を中心に数人のユニット編成での活動を行なっているようです。
お盆も過ぎましたが、残暑厳しいであろう日が続くと思います。
皆様ご自愛のほどを。