モヤモヤ ブラ散歩~桜中学の代わりに森山高校へ | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

前スレッドで海援隊ライブへ行った模様を記しました。

終演後、やはり「贈る言葉」でも口ずさみながら「3年B組金八先生」の舞台となった、江戸川土手~桜中学にでも散歩したい気分ながら、あのドラマの舞台は足立区。
自分のいる場所は町田市。
どう考えても、散歩などできるわけもない。
でも町田には、「森山高校」があった!と思い出し、桜中学の代わりに森山高校へ行ってみました。
森川高校1
「森山高校」って何だよ?!
はい、これは元祖・青春学園ドラマ「青春とはなんだ」(1965年~1966年)の舞台となる高校が「森山高校」でした。
青春とはなんだ
このドラマの大ヒットで、その後何十年も学園ドラマが、テレビドラマの主流のひとつとなったわけです。
主演は、夏木陽介(「Gメン'75」などでも有名)、脇を固める生徒役には岡田可愛(「サインはV」で有名)、松本めぐみ(加山雄三夫人)、土田早苗(時代劇に欠かせない)、豊浦美子(当初は「ウルトラセブン」アンヌ隊員はこの方に決定していた)、水沢有美(「俺たちの旅」の奈美ちゃん)をはじめ、男子生徒も木村豊幸(「ウルトラマンタロウ」南原隊員)と矢野間啓治(「肝っ玉かあさん」にも出演)の凸凹コンビがいい味出してました!
ドラマは田舎町の森山町に赴任した、若いアメリカ帰りの野々村先生(夏木陽介)が、赴任先の「森山高校」とその町を舞台に、教師として、ラグビー部顧問として、また一人の人間として、青春を生きる若者、時にその若者と関わる大人たちも含めて、真っ直ぐな生き方を共に目指すという、まあ学園ドラマのベタな方法論の礎を作ったドラマです。
ちなみに原作は、現在は問題爺の石原慎太郎。
(本日、他界された林隆三さんもゲスト出演したことがあった。~ご冥福をお祈り致します。)

で、その森山高校のロケ地となったのが現都立町田高等学校でした。
森川高校2
到着するも、残念ながらこの日は工事中で学校の顔とも言える正門が工事中…。
森川高校3
どうやら校舎増築に伴い、正門も壊して、大掛かりなリニューアル工事をしているようです。
なので、通用門を撮影。
森川高校4

せっかくなので、学校外周をまわってみた。
校庭がちょびっと見える場所。
森川高校5
そして正門の裏手あたりに当たる位置。
森川高校6

この「青春とはなんだ」、私もそれこそ再々々々放送くらいで見たんだと思いますが、とにかくこのドラマが大当たりして、日本テレビはその後も「これが青春だ!」、「おれは男だ!」、「飛び出せ青春」、「われら青春」、「熱中時代」(これは小学校だけど)、「ゆうひヶ丘の総理大臣」、等々が制作されていく。
当然、これらを参考に作られた中学生版学園ドラマが「3年B組金八先生」であろう。

この「青春とはなんだ」のテーマ曲「若い明日」を歌っていたのがまだティーンの布施明。
今、聴くと結構ジャズ・オーケストラ編成で、ドラムとかもスゴい音色で叩いていたりする!
そして、歌の上手さでは最高峰にいる布施明のきばった歌い方もまた青春!!
でも、番組主題歌よりもそのB面(もはや死語)であり、劇中歌になった応援歌の「貴様と俺」(同期の桜ではない)はその後も学園ドラマで使用されていたので、認知度は高いかもしれないです。


それにしても、60年代、70年代と公立の高校や中学をドラマロケで貸し出していたなんて…現代では無理だろうなぁ。