東京六大学野球初の応援席観戦(2014.5.3@神宮球場) | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

本日は、今年初の東京六大学野球観戦に行ってまいりました。
いつもなら外野席でのんびり観戦している六大学野球ですが、今回、初体験となる応援席観戦にトライ。
初応援席券
この席は、数年前までは「学生席」というエリアで、各校の、応援部や在校生や関係者がいたエリア。
ちょっと前から、学生でなくても各校応援に合わせて応援するなら、在校生でなくても、大学に無関係な者でも入れるようになった。
入場料も¥500とお安い。

この日は、連敗記録を作った東京大学を応援しようかという思いにかられての選択だが、この日東大は2試合目で1塁側。
本来なら東大戦が第一試合の明日の方が良かったが、明日は明日で夜スワローズ戦に行くことになってるもんで。(苦笑)
ま、せっかくなので第一試合から観ることにした。
第一試合の1塁側は「法政大学」だった。
入場すると、ちょうど試合が始まった直後。
入場者には、『法政大学応援ガイドブック』という野球部員・応援団員全員の顔写真入りの名簿やら、応援歌やら、詳しい27ページにも及ぶ応援ガイド本をまず配布していた。
法政応援ガイド
そして、もうひとつ応援グッズもくれた。
大きめの厚紙だが、折り線通り折るとハリセン状になる。
法政応援グッズ(表)
法政応援グッズ(裏)
そして、適当な席に着き、いつも通り着席場所からの眺めを撮ったところ、女学生が後ろから飛んできて「撮影はお止め下さい!」と怒られてしまった…。
2014.5.3法-明戦
応援席は撮影できないんだ…。(チェ。)
ま、「応援席」ですから、できる範囲で応援しましょう。
ちょうど私の横辺りが担当位置だったチアの子もかわいかったし。(笑)

で、試合の方は、それぞれ序盤に得点。
明治が1回に、法政が2回にそれぞれ1点づつ取ったあとは膠着状態がずっと続く。
結局、9回までこの攻防は続いて、9回裏に法政が2回にタイムリーを打ち、その後この日ことごとくチャンスで打席に立つ畔上選手(←日大三高の畔上クン!)が最後の最後にチャンスをものにしてサヨナラタイムリーを放つ!
応援席エリアの盛り上がりは半端ない!!
いや、私も大きな声を出しました。(笑)
法政2-1明治と、法政が明治にサヨナラで先勝。


続いて、この日私個人のメインイベントである東京大学の試合。
馬鹿代表の私は、昔だったら「東大?ケッ!」くらいな心持ちだったが、そんな私がジジイになって東大の応援席で応援するなんて、思えば不思議である。
(東大はおろか、東京六大学にすら関係ない大学の出なんですけどね…。)
あ、先日、東大の赤門はくぐって来ましたが。(笑)
そもそも東大の応援をという発想は、昨年だったかテレビで、プロ野球~メジャーリーグで活躍した桑田真澄元投手が東京大学野球部の臨時コーチになって学生たちに色々と教えるドキュメント番組を観て、興味を持ったのが最初。
「そのうち一度くらい東大の応援席でも行ってみようかな?」とその時はぼんやりと思った程度。
しかし、東大の連敗が新聞の一面記事になったり、六大学野球の試合などスポーツニュースでも普段なら取り上げないのにこの連敗劇は取り上げたり、かなり東大野球部に関する報道が多くなってきたこともあり、今回「応援席」での観戦にトライした次第。
応援席エリアの一番奥端に座る。
2014.5.3東-早戦
そして、スタメン発表。
東-早先発メンバー
東大はやはり負けこんでるからか、カメラを出してもお咎めはなかった。
やっぱり、グランド・ビューとスタメン発表ボードと最後の試合結果のボードくらいは撮影させてくんないとねー。
この日の対戦相手は、早稲田大だ。
東大も、『神宮だより』という手作り感満載な冊子と、
東大『神宮だより』
折ると三角錐のような形状でメガホンになる応援グッズを配布していた。
東大応援グッズ_1
東大応援グッズ_2
上のグッズはもうだいぶ叩き続けた後に撮影したのでボロボロですが…。
応援に関して言うと、法政は自分たちが決めた内容にいかにしたがわせるかという応援だったが、東大はもうちょっと緩くて、みんなのいい感じの応援をして、何とか大きな声援を送るように促していくって感じかな?
東大の応援だとどんな頭脳的な応援をするかと思ってたけど、エラーや相手が得点すると「東大、気にしない!気にしない!」とか相手チームにホームランを打たれると「まぐれ!まぐれ!」ってなんちゅー応援なんだ!(笑)
つい笑ってしまったが、でも、これを70試合負けながらも声高々に毎回してきたと思うと、感心に変わっていく自分がいた。

あと、このエリアの客には売り子さんが売ってはいけないというルールがあるようで、ビールを買おうと手すり越しに声をかけたら断られてしまった…。
そんなこともあろうかと、事前にビール500mlを水筒に仕込んどいたので、それを飲む!(苦笑)

肝心の試合はと言うと、ものの見事に完敗。
早稲田11-0東京という結果。
2回と4回以外は全て早大に得点され、かたや東大は1点も取れないままの零封負け。
東大零封負け
同時に連敗ワースト記録(71連敗)を更新してしまった。
試合運びの印象は、やはり「野球」をやる素質が違うなぁと感じざるを得ない。
ただ、2アウトから四球やちょっとしたラッキーで出塁するシーンは何度かあったので、そういう場面では粘って相手に「え?まさか…、俺打たれないよな…」みたいな心理戦を徹底的に展開するなんてことを研究すると、意外な東大戦法なんてな感じで勝機にならないかなぁ?
やはり打ち急がない打席の練習・研究など如何かと思ったりなんかしちゃって…。
でも、次の1勝がとてつもなく「大きな勝利」であるし、他校があげる1勝とは全然重みや価値が違うものになる。
きっと、勝ったことで多くの人に“感動”を与えると思うし、日本のエリートである東大生が長きに渡り苦しみもがいた現実が多くの人に「自分も頑張ろう」と思わせる事になるでしょう。
実際、今日の試合も早稲田にくらべて応援席にいる人の数は圧倒的に東大の方が勝っていた。
(私のように、よく言えば判官贔屓、悪く言えばにわか応援の人もいたとは思うが。)
負けが続いても、勝ち星を1つ得れば、東大野球部の皆さんにはその勝ちは“最高の勝利”となるでしょうから、ひたすら前を進んで行って下さい。


今回、応援席での観戦でしたが、やはり私は、ビールをグイグイ飲みながら、時にウトウトしながら緩~い感じで観戦するのが合うようです。(笑)
でも、野球好きな方は一生に一度でも経験するのもありかと。
よろしければ。