32年続いて、ギネス更新もして、改めてすごい番組でした。
(でも、グダグダな進行をテレビに許してしまったのも、この番組。
もっともこの番組だけがそれを許されるのだが。)
番組開始後最初の頃に、当時のヒット曲の詞に全く違う曲をつけると言う「私のメロディー」というコーナーがあって、高校のマブダチがそれに出るので付き添いで来てくれといわれアルタに行ったことがありました。(笑)
それも32年か31年前あたりだと思う。
昼間の本放送最終回の「テレフォンショッキング」では最後のゲストとなったビートたけしが最終回だとばかりに本領発揮の毒舌で表彰状を読み上げてましたが、超笑えた!!
以下、その表彰状の文面です。
「 じょうひょう……あ、表彰状、タモリ殿。長らく『笑っていいとも!』の司会を務めてきたタモリさんに、私から表彰状を贈りたいと思います。ちなみにこの表彰状は、すべてゴーストライターが書いたものです。私とは一切、関係のないことをご了承ください。本日は、32年間続いた国民的長寿番組『笑っていいとも!』の最終回という晴れの日に、社会的人気映画監督であり、高額納税者タレントでもあり、さらに総理大臣にしたい男5年連続ナンバーワン、上司にしたい男3年連続ナンバーワンという、人気と実力を兼ね備えた超一流タレントである私を呼んでいただき、誠にありがとうございます。
私は、『笑っていいとも!』で1983年2月、理屈ばっかり言っていた田中康夫が気に入らず、生放送中に乱入し、首を締め上げた。その結果、翌日のスポーツ新聞に「たけし、心身症」と書かれたことは、今となってはいい思い出です。
いいとも青年隊を忘れるわけにはいきません。かつて女を騙し、金をせしめ、恐喝で訴えられたH賀研二さん、パチンコでマンションを買ったといばっていたK保田篤さん、未だ『世界(ふしぎ)発見』でしか姿を見ることのないN村真さん、いいとも青年隊卒業後、ホームレスになったK田健作さん、そしてまったく売れなかった、萩本欽一さんのところのあさりど、などなど、数々の一流タレントを輩出したことを忘れてはいけません。
そして、なんといってもこの番組の名物コーナーであるテレホンショッキング、友達を紹介するという名のもと、いきなり電話をして、出演をお願いするという斬新な企画でありました。しかしながら、女優の矢田亜希子さんが、大竹しのぶさんを友達として紹介した時、思わず「はじめまして」と言ったその日、それを聞いた時、私はショックのあまり耳が聞こえなくなりました。そしてまた、得意の作曲活動を諦めなければいけない事態に陥ってしまいました。改めて芸能界というのは、ヤラセの世界だなあと痛感した次第でございます。
そして、『笑っていいとも!』を語る上で、32年間の間、初めて新宿に来た田舎者を相手に何もやらず、間抜けな芸人に進行を任せてきたタモリさんに触れないわけにはいきません。かつてあなたは、ヘルスの呼び込み、オレオレ詐欺の出し子、パチンコ屋のサクラ、フィリピン人との偽装結婚の斡旋などを経て、芸能界に入り、イグアナの形態模写、四カ国語麻雀、意味不明なハナモゲラなどの卓越した芸で、一部の似非インテリの集団から熱狂的な支持を受け、あれよあれよという間に、国民的人気番組の司会者まで上りつめました。しかし、そんな『笑っていいとも!』も、今日をもって終わってしまうのかと思うと、私としては残念でありません。ただ明日からは、O倉智昭さんの『被っていいとも!』という番組が始まると知った時、私はその時思わず、聞こえなかった耳が回復し、今では聞こえるようになりました。新垣さんとの一度壊れた友情も復活し、今では2人で元気に作曲活動に勤しんでおります。ですからタモリさんも、なんの心配もすることなく、二流とも三流ともつかない芸人しか出ないと言われている『タモリ倶楽部』に全精力を注いで、頑張っていただきたい!
2014年3月31日 『A女E女』復活を望む会会長・イジリー北野」
いやー、佐村河内ネタや矢田亜希子事件を入れ込むあたり流石です!!(笑)
そして夜は、特番「笑っていいとも!グランドフィナーレ」。
こちらは、これまでのレギュラー陣の同窓会といった感じで、その登場者ぶりを見ても、すごいです。
案の定、明石家さんまのトーク時間オーバーのスタートとなり、そこへ乱入したのがダウンタウンとウッチャンナンチャン。
それにしても、ダウンタウンとウッチャンナンチャンが同時に登場なんて「夢で逢えたら」以来では?
これも20年ぶりくらいでしょう。
挙句にここにとんねるずが乱入し、ネットで話題になっている「ダウンタウン、とんねるず不仲ネタ」を松本人志が口に出すは、それを石橋貴明が受けてトークするは、夢の競演でしょう、これは!
さらに、爆笑問題、ナインティナインも加わり、収集が付かなくなる様は、「いいとも」ならでは、「タモリ」がいるからこそでしょう。
また明石家さんまの、機を見るやのリアクションはやはりスゴイ、お見事でした。
(太田光と中居正広はちょっと調子に乗りすぎな感が…)
やはり、べテラン勢の立ち回りは充分に魅せてくれるものでした。
最後だから、ちょっといいものも見れたって感じかな。
フジテレビの歴史的長寿番組の2つのうち1つが閉幕。

「笑っていいとも!」お疲れ様でした!