最近目覚しい活動をしているブラッドリー・クーパーが出演し、何か親子2世代に渡っての因縁が巻き起こす犯罪ドラマ、だと言う。

会場は渋谷で比較的新しい建物の渋谷総合文化センター大和田さくらホール。
桜ヶ丘を登りきったところに大和田小学校というのがあったが、そこを壊して作られた施設。
(余談だが大和田小学校を壊して土地整備をしたら大きな遺跡が発見されたが、気にせずに建物建ててしまいましたね…。)
この場所の試写というのも初めてだし、時間設定が18:45開場で、19:15上映という微妙な設定。
しかも当日、招待状をよく見たら2時間20分もの長尺の映画。
普通は18:30スタートだが、長尺映画をさらに遅らせた時間設定は何故だろう??
当日、開場まで並んで待っていたら、係員がどうやら機器トラブルか何かでさらに上映開始時間が遅れそうだと言っていた。
満員の場内で皆が上映開始を待っていると、場内アナウンスで19:15の上映が19:35になりそうだと言う。
そしてその時間が近づくと、映写機がスクリーンに投影するのだがDVDプレーヤーのテレビチャンネルやら注意文言やらが写ってしまい、場内は苦笑。
何度トライするも音声は流れど映像は写らない、とか、映像は写るけど音声が出ない、などのトラブルが続く。
ようやく19:45過ぎになんとか上映が無事に始まった。
でも、画面の一番上に何故か画面最下部がぼんやりとだが写っていて字幕が上の方にもうっすら出てくるのが判る。
さて映画はというと、1つ目のストーリー展開は、若く無教養ゆえに元カノが自分の子を生んで育てていることを知ったスタントライダーのルークが、なんとか父らしくふるまいたくスタントライダーの職を捨て仕事を探すも見つけた仕事先の店主から銀行強盗をさせられてしまう。
強盗で手に入れた大金で物や金を元カノや息子に与えていくが、ある日失敗してしまい、駈け付けた警官のエイヴリーに射殺される。
しかしその射殺の仕方は違法。
そのエイヴリーは、やはり1男の父親だった。
2つ目のストーリー展開は、巷でヒーローに仕立てられ、射殺した犯人に自分と同じ年齢の子がいたことを知り、どこか落ち着かない心境なところに来て、勤める署内の同僚たちがこの事件に関して違法な事件を起こし、そこに巻き込まれるエイブリー。
3つ目のストーリーは、政治家を目指し選挙活動を行なうエイブリーの息子が転校先で仲良くなった友達がこともあろうにルークの息子。
そしてエイブリーの息子は道楽者で、ドラッグ常用者。
このドラ息子とルークの息子、エイブリーとの関係が、次第に密接になっていく…。
といった全体的にはストーリー展開となる。
多分これは原作か脚本が優れていて、読み物としてはきっと人物の機微がよく描けているが、映像化するとそこが伝わらない、と言うタイプの映画だろう。
ドラマとしては面白いと思う。
ただし、犯罪ドラマではなくヒューマン・ドラマだ。
実は連続テレビドラマで作った方が意外と良いかもしれないかな?と思ったりもした。
映画は5月25日から全国ロードショー。
監督:デレク・シアンフランス、出演:ライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー、エヴァ・メンデス、ローズ・バーン、他。