なんでも「猫寺」と呼ばれ親しまれている寺があり、そこが一年に一回だけ、2月3日に秘仏「猫地蔵」を公開するらしい。
そしてその日は節分なので節分行事として豆撒きもするとの事。
なので「お、行ってみるか」と。
天気も良かったので散歩がてら自転車に乗って出かけました。
そのお寺は「自性院」と言い、新宿区西落合にありました。

上記画面の左に招き猫像が見えます。


一年に一回と聞いていたが2日間も公開だそう。
境内に入るや、「鬼は外~っ!」、「福は~内っ!」の掛け声が聞こえる。

やってます!豆撒き。
年男年女が壇上から豆を投げているのが見えると同時に、目立つ着ぐるみも!

鬼の着ぐるみです。

よく見ると「猫寺」だけに猫の着ぐるみも。
で、その猫の着ぐるみ、さらによく見るとヤマト運輸の帽子を被っている。

なるほど、この着ぐるみはお寺が用意しているものでなく、ヤマト運輸が貸してるのでしょうね。
道理で、豆撒きに群がる群衆の中で、ボーッと立っているヤマト運輸の制服の人がいるかと思ったら「着ぐるみスタッフ」だったんですね。(笑)
で、私も「豆」取りました!

もちろん豆は裸で投げず、袋に小分けにして投げてます。
この後に、ちびっ子が投げる豆撒きならぬ「小物撒き」もあり、それもたまたま取ったら光るスーパーボールでしたが、これはすぐ後ろにいたちびっ子に譲りました。
豆撒きが終わり、ご本尊が奉られてる本殿を覗く。

これが噂の猫地蔵なのか?と思い、本殿に背を向けると、正面の小さな舎殿に人がたかっているではないか!
おっと、どうやら「猫地蔵」はこちらにあるようだ。

残念ながら、舎内の撮影は不可。
多くの招き猫と普通のお地蔵さんと言うかご本尊が見えました。
ただ、ガラスが厚く、加えて好天で陽の反射と、人の多さで今いち見難かったですが。
開帳とのことで外から入って直接見れるのかと思いきや、中に入ったままでの公開。
「猫は~内っ!」でした…。
猫寺と言えば、以前に「豪徳寺」に訪れた際にも多くの招き猫を奉ってあり、ゆるキャラの代表「ひこにゃん」のモデルが、豪徳寺の猫でした。
この自性院が猫寺となる由来は、文明9年(1477)に豊島左衛門尉と太田道灌が江古田ヶ原で合戦した折に、道に迷った道灌の前に一匹の黒猫が現れ、自性院に導き危難を救ったため、猫の死後に地蔵像を造り奉納したのが、その由来だそうです。
そして、その猫地蔵殿の横には、弘法大師像が。

像の背後の看板を見ると。

と言う事で、今度は足元を見ると。

いやいや痛そう!
でも、チャレンジしました。
やっぱり痛かった…ツボが痛いとかじゃなくて、単純に尖り過ぎですって!(笑)
帰りは、来場者に「お供物」を配ってました。

中は、撒いていた袋入りの豆と飴が3つ。
飴は、どうやら黒猫(?)のいわゆる「金太郎飴」でした。

味は、いちごみるく風の食べ易い味でした。