今日は「音楽が死んだ日」 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

今日は何の日?
「節分!」
正解です。
日本では2月3日が何の日か訊ねれば「節分」に決まっているでしょう。

しかし!
私は「音楽が死んだ日」であることも忘れずにいたいと思います。
「音楽が死んだ日」というのは、1971年にシンガーソングライターのドン・マクリーンが発表した「アメリカン・パイ」という曲の中でリフレインされるフレーズです。

ひょっとしたら2000年のマドンナの曲として知ってる方が多いかも知れませんが、元は上記のものです。
そしてこれは、1959年2月3日に起きた出来事の話で、当時人気絶頂だったロックンロール界を代表するバディ・ホリー、リッチーバレンス、ビッグ・ボッパーが乗り込んだ飛行機が墜落し、この3人は帰らぬ人となったのです。
この事故死こそが「音楽の死んだ日」の意味です。

バディ・ホリーは、今なお人気の高いロックン・ロール・ミュージシャンで、ポール・マッカートニーは影響を大きく受けていた。
R&Rのスーパースター、エルヴィス・プレスリーに次ぐ影響力を持つロックン・ローラーかも知れない。
リッチー・バレンスは、あの「ラ・バンバ」を歌った人。
彼の人生が文字通り『ラ・バンバ』という映画にもなった。
ビッグ・ボッパーは、3人の中では知名度が低いですが、元々DJをしていた人物。
いずれにせよ、この人気者3名の突然の事故死は当時の若者には信じられない衝撃的出来事で、やはり当時R&R好きな少年のドン・マクリーンにとっても衝撃だったわけです。

バディ・ホリーの代表曲の1つ「ペギー・スー」


リッチー・バレンス「ラ・バンバ」(音声のみ)


ビッグ・ボッパー「シャンティリー・レース」


最後に、バディ・ホリーで私が好きな「レイヴ・オン」(音声のみ)


1950年代に入って、ロカビリーとも言われるロックンロールは一気に若者を虜にして世界中に広がった。
しかし、1950年代後半になるや恐ろしいほどその輝きを奪われてしまう。
1957年にはリトル・リチャードが引退し牧師に転向表明。
翌1958年、エルヴィス・プレスリーの兵役での軍隊入隊により一線から離れる。
同じ年に、ジェリー・リー・ルイスが13歳の従兄妹との結婚により世間から非難を浴びる。
そして1959年 バディ・ホリー、リッチー・バレンス、ビッグ・ボッパーの乗った飛行機が墜落、死亡。
1960年、エディ・コクランの交通事故死。
まさに、1960年を持ってロックンロール自体が死んでいくのだった。

2月3日「音楽の死んだ日」にバディ・ホリーを筆頭に、リッチー・バレンス、ビッグ・ボッパーを偲びたいと思う。