「ザ・ライト~エクソシストの真実~」観覧記 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

ちょっと前に映画の鑑賞券が当たった。
東急系映画館のみ利用可能というもので一応2名1組(=2枚)で4月30日まで使用可能という代物。
当初は映画好きの友人でも誘って行こうかと思ったが、震災以降こちらの4月の都合が不明だったこともあり、しばらくそのままにしてあった。
気がつけば4月もあと1週間!
慌てて東急系映画館で観れる作品をチェックしたところ色々上映してました。
本来ならメインは、アカデミー作品「英国王のスピーチ」、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリー共演の話題作「ツーリスト」あたりか。
他には、明日から公開のディズニー映画「少年マイロの火星冒険記3D」というのも人気だろう。
でも大量にTVスポットを見る「ガリバー旅行記」なんて観たくもない。
あとは「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」というのもあり、これはこれでリアルタイムに仮面ライダー、ウルトラマンで育った世代は惹かれたのだが、ちょっと調べたらやはり途中から子供騙しなストーリーになるらしいので却下。

で、選んだのはまず「ザ・ライト~エクソシストの真実~」。
ちょうど昨日仕事で日比谷公園脇まで行ったので、その足で夕方に「丸の内ルーブル」で観た。
「ライト=rite」とは「儀式」の意味で、悪魔祓いの儀式の話。
ストーリーは、マイケルという葬儀屋の息子で成績優秀だが自身の信仰心の存在に疑問を持ちながらも神学を学ぶ学生が、ひょんなことから名優アンソニー・ホプキンス演じるエクソシストであるルーカス神父が16歳の少女に憑いた悪魔祓いに立ち会う。
が、この悪魔がかなりの強敵で、憑いた少女の命を奪い、今度はルーカス神父に憑依し、マイケルにもその魔の手を伸ばすことになる。
本来エクソシストであるのに悪魔の姿を現すルーカス神父の悪魔祓いを、疑念を持ち修行するマイケルが行なうことになるという展開。
やはり見ものはアンソニー・ホプキンスの怪優ぶり。
今や、エクソシスト以上に稀有な存在の「オカルト俳優」と言っていいのでは?
昔は、ドラキュラ名優、フランケン名優などのオカルト俳優がいたが、今やそんな「肩書き」を持つ俳優はいない。
「羊たちの沈黙」シリーズ以降、この人のイキっぷりは見応えがある。
この原作は、実話を元にしたらしく、最後にマイケル、ルーカスがその後どうしてるかも映画の最後に出てくる。
またマイケル役のコリン・オドナヒューとアンソニー・ホプキンスのエクソシストvs悪魔のバトルもなかなか良かった。