高校~大学時代の親友に会った。
ちょっと前にここで書いたが、彼は血液の癌にかかり、今年いっぱいで生まれてからずっと住んできた東京を離れ、奥さんの実家の岡山へ引っ越すことになった友だ。
以前、電話で話した時は、頭髪も抜け落ちて薬の副作用も起きたなどと聞いてので、あまりに風貌が変わっていたら何て声をかけよう、などと心配したが、昔と何も変わっていない風貌に安心した。
広告代理店で厳しい毎日ながらも、一生懸命に楽しみながら仕事をしていたが、そこも辞めたと言う。
ただ、これからは岡山へ行っても仕事は決まっているとのことななので、またも安心。
昼間から、ビール、ウォッカ、ラム、と飲んで昔話にも花を咲かせた。
一時期は、正直に言うとちょっと角の立つ話し方をする時期もあったが、病気を経験したことからだろうか、学生時代の彼と変わらぬポジティブで愉快なままだった。
ただ、今の病気の生存率と言う話を聞いたときは、ショックではあった。
この病気にかかった際の生存率の平均値というか目安というか、5年後で80%、10年後で50%だと言う。
「10年後に生きてるかは、わかんないからな~。」と笑いながら言ったが、そんな事は決して無いと願うばかりだ。
奴には、奥さんも子供もいる、両親も健在だ。
癌を克服して、天寿を全うしてほしい。