カーズナーのアラートネス | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

イスラエル・カーズナーは、起業家を「市場の不均衡に気づく存在」として位置づけました。

 

彼が提唱した「アラートネス(alertness)」とは、需要と供給のギャップ、情報の非対称性、価格の歪みにいち早く気づき、それを是正する行動をとる能力です。

 

重要なのは、「必ずしも革新的技術を持つ必要はない」という点です。

既存の技術や仕組みを新しい形で組み合わせるだけでも、未充足のニーズを捉えることができます。

 

Airbnbは、ホスト側とゲスト側の一時的な不均衡を足掛かりにして双方をつなぐプラットフォームを作り出しました。

メルカリは、家にある使わないものをIT技術&匿名性、即時性を組み合わせて新たなC2C市場を生み出しました。

 

アラートネスの考え方は直感ではなく、観察・仮説・実験を通じて磨かれる能力だといわれます。

ベンチャーは必ずしも「発明」から始まるのではなく、「気づき」から市場を創造できるのだということを明らかにしました。

 

Kirzner, I. M. (1973). Competition and Entrepreneurship. University of Chicago Press.

Kirzner, I. M. (1979). Perception, Opportunity, and Profit: Studies in the Theory of Entrepreneurship. University of Chicago Press.