ユニクロは「安いけれど高品質」なイメージを確立したSPA(製造小売業)の代表です。
そのビジネスモデルは、経済学でいう「限界利益最大化」の考え方に極めて忠実だと思います。
ユニクロは商品の企画から製造、小売までを一貫して自社で管理することで、中間マージンを排除し、コスト構造を徹底的に合理化しています。
ここで重要なのが「限界費用」をいかにコントロールするかです。
たとえば素材を大量一括仕入れすることで、1着あたりの追加コスト(限界費用)を抑え、大量販売による利益最大化を狙っています。
また、販売数が増えることで、製造ラインの効率性が増し、広告費の単価も下がるといった規模の経済も活かされています。
まさに「限界収益=限界費用」という経済学の原理を実務に応用した形といえるでしょう。
「売れ筋を大量に、売れ残りは最小に」というこの戦略は、企業にとって最大の経済合理性を追求する好例と言えるでしょう。
参考文献:
柳井正『一勝九敗』(新潮文庫)
ファーストリテイリング『統合報告書2023』