会社組織において、新入社員は「情熱」が最大の武器です。まずは一所懸命に働くことが、自分の枠を超えた力量を身に付ける方法になります。
一方で、経営者は「謙虚さ」を身に付けることで、誰からも頼りにされる人間力を磨くことが、自分の枠を超えた力量を身に付ける方法になります。
これは簡単な理ですが、実行するのは意外と大変です。
なぜならば、力量が上がるにつれて、情熱と謙虚さが薄れるからです。
千利休が茶道の心得の中で次のように教えたそうです。
「稽古とは一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一。」
初めて一を習う時と、十から元の位置に戻って再び一を習う時とでは、その習う人の心や力量は全くの別物で、この繰り返しが真意の理解を深めるという意味です。
まさに、情熱と謙虚さは成長の両輪です。
最後まで習ったから「これでよい」と思った人の進歩はそこで止まります。
自分にも言い聞かせているのですが・・・。まだまだです。