パラドックスとは、①正しそうに見える前提と、②妥当に見える推論から、③受け入れがたい結論が得られる ということを指す言葉です。「逆説」ともいいます。
普通は前提が失敗であれば、推論も結論も失敗に傾きそうなものですが、ビジネスの世界では失敗が成功に転じること、つまり、結論が、前提や推論を覆すことは良くあることです。
・Google社のエリック・シュミット氏は「早く失敗しろ」と社員を鼓舞し、今の会社にまで成長させました。
・Microsoft社のビル・ゲイツ氏は「成功は最低の教師だ」と言うほど、一時の成功を嫌いました。
会社経営の成功の秘訣はその「パラドックス」的な考えにあるように思えます。
失敗の中に成功あり、不安定の中に安定あり、何かを与えれば何かが返ってくる。
すべては成功や成果の過程であるのでしょう。