H.A.サイモンが提唱した「限定された合理性」とは
①合理性とは選択とその結果に関して、完全な知識と予測が必要であるが、実際には人間は断片的な知識しか持ちえない。
②そして、その選択から導かれる結果であるが、この予測に関しても不完全なものである。
③合理性は、起こりうるすべての中から選択することを要求するが、実際の行動ではこれらの代替的行動のうちほんの2、3の行動のみしか心に浮かばない。
人間は全知全能ではありません。
だから、情報処理や計算といった能力や合理性には限界があるはずとサイモンは考えました。
そして、この考え方で意思決定を行う人間を経営人モデルとして考えました。