経営管理の源流として経営管理論と呼ばれる分野が発展していきます。
経営管理論の始祖は、フランスの鉱山技師出身の経営者ファヨール(H.Fayol; 1841-1925)です。
ファヨールは、6つの本質的職能の一つとして管理的職能(予測、組織、命令、調整、統制)を挙げました。
さらに、自身が組織を動かすために用いた管理の一般原則として14の管理原則を挙げました。
面白いことに、2つの原則を除けば、いずれも「……すべきである」ではなく、
むしろ「……には気をつけて、その程度をうまく定めなさい」という表現であったようです。
要するに、経営管理の「チェック・ポイント」とでも言った方がぴったりきます。