係長の悩み② メンバーが「雑用を振られ、自分の仕事ができなかった」と言い訳する。 | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

組織の中では、レポーティングライン(指揮命令系統)の外側から依頼される作業も少なくありません。部署間の垣根を越えたやりとりは、組織の人間関係を円滑にするうえでも有効ですが、あまりに負荷が多いと本来の業務に支障が生じ、頼まれた側から不満も出てきます。

 

解決策は、他部署からの依頼に対しては、「申し訳ありませんが、直接受けてしまうと、作業管理をしているマネジャーが、私たちの仕事量を把握できなくなるので」と、マネジャーであるあなたを通してもらうよう、穏便に相手に伝える指導をメンバーにするとよいでしょう。

 

メンバーに余裕がない場合は、納期を延ばしてもらうなど、条件を変える交渉は自分がすることです。このように、「困ったときはマネジャーが対処してくれる」というスタンスを構築すると、メンバーもチームの中で守られている、大切にされているという気持ちが芽生え、チームの結束力も強まります。