マーケティングの基本 購買決定の行動タイプ | ソリューションのおぼえがき

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消費者の購買意思決定は、購買決定のタイプによって異なります。
 
以下のとおり購買決定の 3つのタイプで考えます。
 
A:日常的反応行動 
価格が安く購買頻度高い製品を購買するときに起こります。
この場合、購買者はほとんど決定すべきことがありません。
購買者は製品をよく知っており、主なブランドを知っており、ブランドについてかなりはっきりした選好を持っているからです。
購買に際しても、考えたり探したりするのにあまり時間をかけません。
 
B:限定的問題解決 
購買者はよく知っている製品クラスに属します。
よく知らないブランドに直面すると、人の購買行動はより複雑になります。
たとえば、新しいテニスラケットを買おうとしている人は、今まで使ったことがない新しいブランドについて知ることになります。
このような状況は購買者がすべてのブランドおよびその特徴を知っているわけではないので、限定的問題解決と呼ばれています。
 
C:拡大的問題解決 
購買者が製品クラスについてあまりよく知らず、また購買頻度が低く、しかも高価な製品を購買する場合には、購買決定はより複雑になります。
こうした製品について購買者はブランドをよく知りませんし、ブランドを比較して評価する際に考慮すべき要因についてもよく知りません。
こうした状況では、人は拡大的問題解決を行います。
いろいろな店を回ったり、情報を収集したり、さまざまなブランドを比較したりして、最終決定を行うのに多くの時間を費やすことになるのです。