「感情をうまく管理し、利用できることは、ひとつの能力である」とする、心の知能指数=EQの考え方ですが、EQの高い人に共通する特徴があります。
1. 批判に冷静に対処できる
EQの高さを示す顕著な特徴の一つは、自己認識力が高いことと言われています。
それは、自分が何に怒りや幸福感を覚えたり、何に興味を持っているかなどを深く理解していて、失敗も含めてあらゆることについて、自分自身を客観的に評価することができる力のことです。
そもそも、批判に対する反応は人によって異なります。
即座に「この人はなぜ今、私を批判したのか」という疑問を抱き、「この批判が、職場における私たちの今後の関係にどのような影響を及ぼすのか」を理解しようとする人もいます。
問題の根本的な原因に目を向け、たった今、批判を受けた問題に至るまでの全てのステップを系統立てて詳細に調べる人もいます。
EQの高い人は、失敗してそのことを批判されても感情的になったり動揺したりしません。ですから、否定したり他人を責めたり、言い訳をしたり不安に陥ったりしません。
2. オープンマインドである
EQの高い人々は自己認識能力が高いため、物事に対して偏見を持たずに耳を傾けることができます。
自分と違うからという理由で、他人のアイデアを自動的に否定することはありません。
そのため、トラブルが発生したとき、ただ親身になって話を聞いて欲しいときに頼れる人になります。
3. 聞き上手
優れた聞き手であるためには、事実と解釈を分けてとらえるという姿勢が必要になります。
EQの高い人々は、どのような感情が“聞く力”を妨げるかを理解しています。
ですから、それらの感情を切り離して、開かれた心で相手の言葉に耳を傾けることができるのです。
4. 不都合な真実を隠さない
EQを高くするには、他者の感情を認識することが必要になります。
しかしこれは、相手に真実を告げるのを避けたり、厳しいフィードバックによって受けるショックを緩和するために策略を用いたりすることとは違います。
EQの高い人は、厳しいメッセージをきちんと伝えることの重要性を理解しています。
5. 自分が間違っていたときは謝罪する
自分が間違っていると気づいたとき、EQの高い人は、自分の正当性を証明しようとすることはしません。正直に謝罪して、迅速に軌道修正を行うことができます。
いかにもアメリカ的ですが、人間力の高い人に共通することと考えればよく理解できますよね。
私的には、素直に聴ける力、真摯に受け止める力、俯瞰的・客観的目線、言うべきことは言える力と理解しました。