立てた戦略が実行されない理由⑤ | ソリューションのおぼえがき

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立てた戦略をなぜ実行することができないのか


5つ目、最後の理由です。


・いつまでに、誰が、何をするのか」という点についてのチェックが甘くなり、PDCAサイクルの実践が徹底されない。



「いつまでに、誰が、何をするのか」ということをしっかりとチェックしないまま実行推進していくことが原因となり、その場しのぎの対応を繰り返すこともよく起こり得ます。PDCAサイクルの実践が徹底されておらず、トップも何が行われているのか全く見えない状態になってしまいます。結果として、最初は実行してみるものの何が良かったか悪かったかがチェックされず、そのままやりっぱなしの状況になってしまいます。



リーダーの存在意義の一つとして


「成果を上げることに貢献する」

ということがあります。



しかし、ドラッカー氏の指摘は鋭いです。


圧倒的に多くの人たちが、下に向けて焦点を合わせる。成果ではなく、努力することばかりを考える。組織や上司が自分に対して「負っている」ことや、彼らが自分のためにやるべきことを気にかける。そして、自らが「持つべき」権限を何よりも意識する。その結果、成果を上げられないでいる。


改めて戦略を立てるのはなぜなのか?

何のために戦略を立てる必要があるのか?


この疑問に自問自答する必要がありそうです。