クランボルツが考えたキャリア意思決定理論 | ソリューションのおぼえがき

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J,D,クランボルツ氏は、キャリアの決定に影響を及ぼすものとして、

 

基礎要素を

①遺伝的特性

②環境条件

③学習経験

④課題アプローチスキル   の4つと定義しました。

 

また、その影響による「信念」も影響を与えると考えました。

信念にも、多様な種類があります

 

A:自己の信念

「私は数学が得意だけど、英語は苦手」課題効力感

「私は身体を動かすことが好きだけど、じっとしているのは嫌い」関心

「自分にとって名誉は大切だ・・・」価値

 

B:世界についての信念

「ビジネス界で成功するのは、リーダーシップのある人物である」

 

人それぞれ、譲れない信念は持っておられると思いますが、分類して、自分の信念におけるテーマを把握しておくことは大切です。

 

また、意思決定の要因として「計画された偶発性」(planned happenstance)に基づくのではないかという考え方を提示しました。

 

計画された偶発性とは、キャリアにおける予期せぬ出来事の重要性・・・

=予期せぬ出来事を学習の機会と捉え、積極的に行動することでキャリアを創造する機会を生み出すことができる

 

複雑で予測不可能な時代において、我々は数え切れない意思決定をして、予期せぬ出来事を乗り越えていかねばなりません。

 

常に計画通りに進まず、変化に対応し続ける環境下にいます。

そのような中、失敗を恐れず行動し、学び、試行錯誤をし続ける。

起こった出来事をチャンスと捉えうまくいくように行動すること。

 

この「計画された偶発性」が現代において現実的であると考えました。