人間は、自分の経験や価値観の範疇でしかモノを考えられません。
ある意味当たり前のことなのですが、
ビジネス経験が長ければ長いほど、経験や価値観が邪魔をすることがあります。
世の中の優秀な経営者の共通点は、「どんな人での一度は話を聴こうとする」ということです。
すなわち、客観的な視点を持つことです。
しかし、我々がどうやって客観的視点を持つのか?
たとえば、自分の上司ならこの場合どう考えるか?
同僚ならどうか?
別の会社の同期ならどうか?
自分の父ならどうか?
などなど想像してみるのはいかがでしょうか?
少しは視界が広がるかもしれません。
もう一つの方法として「ジョハリの窓」という自己分析の方法をご紹介しておきます。
ジョハリの窓は、自分に関する情報データを
「開放の窓(自分にも、他人にも分かっている姿)」
「盲点の窓(他人に分かっているが、自分には分かっていない姿)」
「秘密の窓(自分に分かっているが、他人には見せない姿)」
「未知の窓(自分にも他人にも分かっていない姿)」
の4つの窓(カテゴリ)に分類して、自己分析をする方法です。
これは、他人とのコミュニケーションを円滑にするための自己分析として、心理学ではよく使われている方法です。