≪マネジメント≫という言葉は、それを使う人の立場、観点のおき所によってさまざまに定義されます。
今回はいったん、組織で働くビジネスパーソンにとっての定義づけとして、「組織目的の実現のために、仕事や人を成長させる活動」とおいてみます。
この定義に従うと、「マネジメントは、組織目的を実現するための活動である」ということになります。
組織は、もとより「何らかの目的」をもって成立したものです。何らかの目的とは、組織のミッション(使命)のことを指しています。組織のミッションとは、「この組織はどのような貢献を果たしていくことで、存在理由を示すのか」という問いに答えることで見えてきます。
逆のいい方をすれば、「ミッションをもたない組織などは存在し得ない」ということになりますが、現在のミッションが妥当なものであるかどうかの意味を問い直すこともマネジメントの重要な機能です。