ファヨールの管理過程論 | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

管理現象を理論的に把握しようとする試みで、19世紀中頃に始まったとされる考え方です。

現代経営マネジメントの基礎となっています。


1929年の大恐慌以降、所有者の後退と経営専門家の増大により、「経営」「組織」「管理」を含めた企業経営全体を管理するという概念が生じ、管理過程学派の基礎が確立しました。


H.ファヨールは1910年代 「産業並びに一般の管理」で管理過程論を定義しました。


ファヨールの管理過程論

・管理活動は、技術・商業・財務・保全・会計活動とともに企業活動の一つであると定義しました。


・管理機能は次の5つの管理要素で構成されると定義しました。
①予測・・・将来を見通して活動計画を作成すること
②組織化・・・必要な物的資源が与えられたならば、企業にとって必要な活動が実行されるよう従業員を編成し、社会体を構成すること
③命令・・・従業員を機能させること
④調整・・・企業活動の円滑化のため全ての活動を調和させること
⑤統制・・・企業活動が所定の計画、命令、原則に従って実施されているか確認すること


・14の管理原則
「管理の原則」の体系化を行い、管理者のスキルであると考え、学ぶ必要があると考えました。
①分業 ②権限責任 ③規律 ④命令の統一 ⑤指揮の統一 ⑥個人利益の一般利益への従属 ⑦賃金支払いの公正 ⑧集中 ⑨階層 ⑩秩序 ⑪公平 ⑫従業員の安定 ⑬創意 ⑭従業員の団結

言葉は堅いですが、今もさびない原則です。