起業したとき、20年近い会社勤めの間に、仕事を通して様々な業種の中小企業の社長と出会うことができました。おそらく2000~3000社は見ることができたと思います。
その中でお話を伺っていて、以下のような事に悩んでおられることが多かったものです。
「何でも話してくれっていっても、いい報告ばかり。悪い報告は起きてから来るので、手の打ちようがありません」
「指示待ちの社員ばかりで、あちこちから私に相談が…。どうして自分で判断して動いてくれないのだろうか」
「営業が全然元気ありません。いつも会議ではハッパかけているんですが、思ったように動いてくれなくて…」
「成果を挙げている営業が会社を支えてくれているのですが、できない営業はずっと成果が上がりません…」
「営業がお客様に言われっ放しで困っています。少しでも提案ができる存在になってほしい」
「新卒で営業を採用しましたがなかなか育ちません。昔は3年間は頑張れといえばよかったものの、すぐに先のことも考えず辞めて行く…」
「日々運転資金の調達に追われるばかり…。いつになったら会社が回って、楽になるのやら…」
これらのことを解決していくためには、アドバイスだけではなくて、いっしょに実践していかなくてはならないことばかり…。ハンズオンの発想が必要なのかもしれないと思っておりました。
どうも、中小企業には一緒になって汗をかける、社長のジョイント役である「右腕」の存在が少ないのでしょうね。