経験は意思決定の邪魔なのでしょうか? | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

意思決定は過去の経験を踏まえて、あるいは、周囲のアドバイスに基づいて行われることが多いものです。


しかし、それによってかえって視野が狭まり、的確に状況を把握できずに、誤った判断へと導かれてしまうことも少なくないですよね。


①プロセスよりも結果を重視する「結果バイアス」


②身近で入手可能な情報を過大評価する「利用可能性バイアス」、


③自分の考え方を支持する証拠ばかりに目を向ける「確証バイアス」


という3つのバイアスがかかってしまうと考えることはできないでしょうか?


H.サイモン氏は意思決定を下記の4つのプロセスからなると規定しています。

①情報活動 ・・・ 問題の発見と識別

②設計活動 ・・・ 問題解決の代替案の設計

③選択活動 ・・・ 代替案の中から最適なものを選択

④検討活動 ・・・ 選択した代替案の成果の分析と評価


人間の思考は二種類あると言われています。

1つは「システム1」という直感的な思考で、もう1つが「システム2」という合理的な思考です。

この二つの思考を駆使しながらも、4つのプロセスで素早く意思決定を図らないといけません。