成果を創出できる組織のプロセス | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

組織が成果を出すためには、 ①場づくり→②引き出す→③交じり合わせる→④整理する→⑤合意形成 の5段階が必要です。


まずは、「①場づくり」です。

目的を共有し、互いを知り合い、肯定的な話しやすい雰囲気づくりをし、同じ空気を吸っている感覚を醸成します。

多数のメンバーが集まる会議などでは自己紹介や場づくりのルールを共有することがポイントです。

次は「②引き出す」です。

メンバーの良いところ、アイデアを互いに引き出し合います。メンバーが互いに、好み、興味、関心などを認識し合ことが大事です。

それらを知っていることで、いざという時にメンバー間で補い合ったり、助け合うことができます。

具体的には、相手の話に関心を持ってじっくりと耳を傾け、共感することで思いを引き出し合います。

①と②で場が出来上がると、「③交じり合わせ」「④整理する」「⑤合意形成」の段階になり、実質的に業務やプロジェクトが進みだします。

よくある失敗例は、前段の「①場づくり」「②引き出す」が十分にできていないのに、③④⑤と進めてしまう組織です。

私の経験則では、プロフェッショナル組織や業務に人がついている組織など、周囲の人との関係が希薄でも仕事が進むような専門的業務や業務スキルの必要な職場に起こりがちです。


そういう組織で、間違った進め方で進めてしまうと、業務遂行上は問題がないようにも見えますが、ハラスメントや隠蔽等が起こりやすく、また、いったんトラブルが起きてしまうと責任のなすりつけや犯人探し、改ざんなどをしてしまう傾向があります。

それは、メンバーが組織に対して不信感を持っていたり、組織に関心をもっておらずバラバラ感があるためです。


「仕事も大事」ですが、気持ちよく、かつ、協働が進みやすい「場づくりも大事」です。

場づくりと業務進捗、良いバランスで組織改革を進めていきましょう。