「マーケティング22の法則」より
「知覚の法則」
マーケティングとは商品の戦いではなく、知覚の戦い
あらゆる物事は認識の問題であり、確固たる事実は存在しません。
つまり、事実確認のために莫大なコストをかけたり、「優れた商品」を売ろうとマーケティングを行うことはあまり意味がないのです。
消費者がどのような知覚を持ち、そしてそれはどのような行動から読み取れるか、知覚と消費者の心がどう繋がっているかを把握することです。
マーケティングのことについて考えるのはその後です。
「集中の法則」
マーケティングにおける最も強力なコンセプトは、見込客の心のなかに一つの言葉を植え付けること
見込み顧客の心裡に、言葉やコンセプトを植え付けることができれば大きな成功を収めることができるのです。
単純であればあるほど顧客の中に焼き付きます。
顧客の脳の連想の一部に会社の設定した言葉やコンセプトを送り込むことで、会社の地位を確立するのです。
「独占の法則」
2つの会社が顧客の心の中に同じ言葉を植え付けることはできない
競合他社があるコンセプトや言葉でもって消費者の心を独占している時、同じ言葉で消費者の心にアプローチするのはムダです。
一度固まってしまった消費者の心を上書きするのは、とても難しいものです。
だから、同じ言葉を用いてライバル他社を攻撃してしまうと、むしろライバル他社のポジションの向上に繋がってしまいます。