最近、欧米の大卒の方々との卒業後のキャリアの積み上げ方について、いろいろと議論をする場があり、かなり考えさせられました。
改めて感じたことは、日本のキャリア制度の方が競争が少なく、取り組みやすいこと。
会社はそもそも仕事についての専門スキルを持っていない、大学生の新卒を採用する必要がありません。要するに数年間は損をしてでも「育てる期間」として、採用をするのでしょう。
欧米にその考え方は大変薄いために、その点の理解はありません。できなければ給与も安いままですし、キャリアを積み上げることもできません。
ヨーロッパなどでも大卒の失業率が二けたになってしまっています。企業側は雇用したくてもそんな育てる余裕がないから仕方がないのです。
一方でできる人はどこに行っても使ってもらえる・・・。だからキャリアアップを目指す。
みなさまはどう感じ、どう考えるのでしょうか?私も悩みます。
確かなことは「まだ日本は新卒採用をしっかりとして、長期雇用を前提として、愛社精神を持って、チームワークで働く」会社が多いという事実です。
ですから、新卒のみなさまは少なくとも3年は泣き言を言わずに、自分にできることをしっかりと理解して、スキルを積み上げていってください。