中小企業にとって大切な仕組みづくり | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

経営者の方が組織運営をしていく上で大切なことは、「判断基準」の策定だと考えています。


判断基準をつくるということは、仕組みを作るということになります。
ここを幹部と一体となって、策定していくことは組織運営にとってたいへん重要です。


①マネジメントサイクルの構築

決算書が会社の通信簿であると考えるなら、期首に掲げた目標達成に向けて、全社員の総力を結集させねばならなりません。

したがって、管理会計の構築をベースに数値目標を部門・個人レベルにまで落とし込み、定量評価基準を構築することが先決です。

②コミュニケーションパイプの構築

経営の最終決裁は企業の代表者であるが、社長一人が全てを決裁することは、スピードこそあれ、幹部自身の判断能力の低下につながります。

改善提案を自ら起案し、その決裁を受けたり、メンバーからの提案を、過去の経験を活かし決裁することで互いに訓練する必要があります。


③評価や分配制度の構築

「どういう人材像がわが社にとって望ましいのか?」といった評価基準を、考課者である幹部全員が持たなければなりません。

評価項目および評価基準の設定は勿論のこと、単なる考課点数のつけ方を学ぶのではなく、部下の行動観察から得られる事象をどのように評価するかといった評価基準づくりも視野に入れた考課者訓練を実施することが必要です。
 
仕組みが機能してくれば、経営者は社長がすべき判断や決断といった、コンセプトワークに力を注ぐことができるようになってきます。