火中の栗という言葉の意味は=他人の利益のために危険をおかす。
非常な危険をおかすことのたとえ。らしいです。
他人の利益という考えは極端ですが、ビジネスマンが危険を冒すという場面。
・自分の指向とは違うが、何か不思議な魅力がある企業へ入社ないしは転職ができるか
・会議で矛盾を抱える上司が部下を叱責しているシーンで、自分の意見を言えるか
・お客様とのやりとりで、非合法的な依頼やあまりにもムチャな依頼を受けたとき、きっぱりと断れるか
若手に向けて世代ごとに考えられそうな場面を設定してみました。
一度、この局面に置かれたときにみなさんならどうしますか?
日本人はどうしても、周りとの違いや少数意見を受け入れることが苦手な国民性があります。周りと同じということがとっても気持ちいい・・・。
ちなみに、人間にとって気持ち悪いことは自然と受け入れません。
人間の行動動機は、『痛みをさけて、快楽を得る』傾向で動くものです。
でもこれから考えてくださいよ。
■今後10年で起きそうなこと
・長期的な人口減少による、人口構造の少子高齢化
・経済の好循環化を狙うが、経済成長に失敗すればインフレーション
・グローバル化と円安景気による、外国人の来日人口が増える
・バーチャル化、ロボット化、人件費の高騰により、人間が行う単純労働が減る
自分たちも周辺を含め10年後に、同じ環境が続くとは到底思えません。
失敗したときには、「安定」や「居場所」を失うかもしれません。
ただし、「経験」という何事にも代えがたいものを得ることができます。
ネガティブに捕らえるよりもポジティブに考えて前向きに火中の栗を拾っていくことで信頼や覚悟を伝えることができるような気がしてなりません。