中小企業において戦略を立てることが経営にとっていかに重要なことは前回書かせていただきました。
では、戦略に必要な留意点について考えてみたいと思います。
1.戦術と区別ができていること
戦略とは、「目に見えない行動、実行計画」であり、戦術とは「目に見える行動」つまり計画を効果的に達成する武器です。
戦略と戦術を明確に区別した上でそれを両輪として考え、一貫性をもって実行すれば圧倒的な競争力を発揮することが出来ます。
2.優先順位をもって策定されていること
会社にとって何が一番重要かを分かった上で、「戦略」を組み立てていかなくてはなりません。
つまり、自社の強みが発揮できる分野を慎重に選択し、その分野に経営資源を集中して投入することと、さらに、他社と差別化できているかということが必要となります。
3.将来予測も兼ね備えたものであること
「戦略」はとことん考えた上で、将来への予測(リスクを含めて)も織り込んだものである必要があります。
経営環境の変化に応じて、攻めるときには攻め、引くときには引くというシナリオを描き、それを実行することで継続的な成長が可能となります。
4.圧倒的な強さとスピードをもっていること
「戦略」とは現状の改善ではなく、「現状打破」のためのものです。
したがって、短期間で業界地図を塗り替えてしまうような、圧倒的強さとスピードをもった内容のものである必要があります。
5.「戦略」とは分析し、策定するだけでなく、実行するものであることどんなに情報を分析し、どんなにすばらしい「戦略」を組み立てたとしても、それを実行に移さなければ、何の意味もありません。
最後に、戦略は捨てるものを決めることであるともいいます。経営資源の中で何が一番重要かつ重点ポイントであるかを理解し、あとはあきらめることも大切です。
立てるだけでなく、実行するために戦略は存在するのですから・・・。