中小企業経営において、戦略策定して経営することが、いかに重要であるか。
日々業務に追われ、経営者への権限も集中している中小企業においては、つねに戦い方に追われていることが多いものです。すなわち戦術や戦闘ばかり行っている状況です。
皆さんは、日本の約95%が従業員20人以下の中小企業(おおまかにいうと小規模企業)だということをご存知でしょうか。
そして、その中で確実に利益を出せている会社がどれだけあるかご存知でしょうか?
中小企業の中には、経営環境の著しい変化の中でも、毎期確実に利益を上げ、成長している会社があります。
実は、そのように利益を上げ、成長している会社に共通していることが、「社長のやる気」と自分の事業についての「戦略」をもっているということです。
では、日本の95%を占める中小企業のうち、「戦略」をもって経営をしているといえる会社どれくらいあるでしょうか?
私の感覚では、そのうち1/5くらい、すなわち20%前後ではないかという実感値です。
要するに、中小企業であっても、戦略を理解し、適切な戦略をもって、それを実行すれば、負けない経営をすることが容易であるということです。
なぜなら、裏を返せばわかりますよね。「ほとんどのライバル企業は戦略について何も考えていないかもしれない」からなのです。
これで、中小企業においても「戦略」が経営にとって重要なものだということが理解していただけたのではないでしょうか。