目標達成意欲を高めるためには | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

どの企業様へ訪問させていただいても共通の課題があります。

それは、「マネジャーの目標達成への意識を高めることができていない」ということです。
目標達成の意識が低い会社は、業績も決してよくありません。

トップや幹部がいくら危機意識を持っていてもマネジャークラスが変わらないと、同じ結果になります。
会議などで数値を説明しても人ごとのようになっている時もあります。

急に数字をやれと言われても・・・というような感じです。

景気も悪くトップは、日々の数字を見てヤキモキされています。

「従業員にうまく伝える方法はないですか?」とよく質問されます。

我々にとっての目標とは何か?
社長はその目標にどういうこだわりを持っているのか?
マネジャーの本来の仕事は何なのか?、を腹に落とさせないといけません。
ここまでは、社長の仕事です。他人事ではいけません。

それとやはり評価の中に入れるべきだと考えます。アメとムチではありませんが、評価対象にして初めて、意識が高まることでしょう。

売上、原価、諸経費について部門ごとに予算組をし、達成度を評価していかないといけないようにも思います。

また、トップや幹部の方からは、給与カットをしないと響かないのかなぁという質問まで飛び出してきます。
誤解してはいけません。目標達成できないということは、トップと幹部は真っ先に給与カット対象です。それこそ他人事ではありませんよ。

意識を何とか変えないといけません。
自分の会社だと思って、力を発揮して欲しいと思っておられます。
目標達成のプロセスに対しても責任ある行動と発言を期待しています。

こういったポイントは一朝一夕で改革できるものではありません、徐々に変化させることが必要です。

特に必要だと思われるのは、今月の達成状況と3ヵ月のトータル目標達成状況についてのコメントです。
未達の場合、今月どうするのか、向こう3ヵ月の行動計画はどうなっているのか?

マネジャーは頭の痛いところですが、それが一番大事です。その癖付けができていないと結局大崩れします。

実は短期的に業績を上げるコツは、商品やサービスではなく、従業員の目標達成への意欲からです。
それが持てるようになると自ずと業績は回復してくると思います。