マーケットインの考え方 | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

社長がよくおっしゃられます。


「うちの商品は手間もかかっていて、いい材料も使っていて・・・いい商品なんですが」


たしかに・・・で私はこう尋ねます。


「売れてるんですか?」「いえ、それが・・・」「やり方が間違っているのでしょうか?もっともっとお金を使って、PRしないといけないのかなあ・・・」


で私はこう尋ねます。

「いい商品という評価は、誰が下しているんですか?」


「???、どういう意味ですか?」「誰がって・・・、自分たちが」


「お買いになる方はいい商品だとおっしゃってくれているのですか?」

「この、”いい商品”とは一体何なんでしょうね?」



商品を全面的に出していく考え方に、プロダクトアウトという考え方があります。

商品が良いから、その良さを徹底的に訴求していこうという考え方です。


これは、消費が活発で、必要に迫られることが多かった時代には通用したんです。


しかし、近年。売れません。

だって、お客様は良い商品という理由では買わなくなったんですもの。


だから、マーケットイン・・・すなわち、顧客がどんな必要性を持って、商品を購入しているのかを探り、商品を販売する際に活かす考え方がでてきました。