戦略論の古典で有名なものに、「孫子の兵法」があります。
最近、あらためて活用する事があるのですが、中小企業において経営資源に限界があることなどから、
「弱者としての戦い方をしながら、反撃のチャンスをうかがう」という提案をすることが多くなってきました。
今まで以上にです。やはり、弱肉強食や業界の優劣がより激しくなってきている証拠なのかもしれません。
戦略において、基本、「戦わずして勝つ」ことが最高の勝利です。
孫子の兵法のエッセンスを・・・
・敵を知り、己を知る・・・ 状況把握の大切さ
・戦いの主導権を握る・・・ 先制攻撃の重要さ
・敵の目を惑わせる・・・ かく乱するのも必要
・ゲリラ戦・・・ 正攻法だけでなく戦う
・攻めるときは一気、守るときは動かず・・・ 攻守の基本
・己が10倍あるなら囲い込む、5倍なら正面から、2倍なら挟み撃ち、互角なら打ち合う・・・ 物量により臨機応変
などなど
たしか30章位あると思います。
「敵を知り、己を知らずんば、百戦危うからず」
これは、常日頃から大切にしている考え方かもしれません。