行動経済学⑥ コンコルドの誤謬とは何か? | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

自分の選択は「間違いだ」と気づいていても、「正しいものであって欲しい」という思い込みのことをいいます。

イギリス・フランス政府共同の超音速旅客機「コンコルド」開発計画の話です。

実は、開発段階から既に赤字になる事がわかっていたのに、投資額が巨額に上った為、開発をやめられませんでした。

(最終的に両国の国内航空会社向けに16機製造されたただけで、わずか7年で生産が終了となったそうです。)



たとえば、値上がりを見込んで、ある会社の株を保有しているとしましょう。


ところが予想に反してその株はじりじりと値段を下げ続けています・・・。

しかし、損切りをする事ができず、塩漬け状態になってしまっている・・・。


途中でこうすることが正しいと分かっていても、既に支払ってしまった費用の事が頭の片隅にあり、その行動の軌道修正ができなかったり、やめる事ができなかったりする行動の習性ってありますよね。