大企業が変革を遂げるケースが本当に少ないようです。
私の昔いた会社では、1兆円以上の負債を抱えたものの、10年あまりで復活することができました。
何でだろうと自分なりに考えてみたところ、
①とはいえ本業の収益率が高かったので、経営資源を集中させることができたこと。
②労働組合を持っていなかったため、人事視点での施策を打つスピードが早かったこと。
②´従業員が皆経営者意識を持って働こうとしていたこと。(愛社精神ではなく)
③財務と銀行側の協調関係ができていたこと。
が理由なのかなあと考えておりました。
変革のマネジメント=「企業変革が成功する」答えはいまだ見つかっていないらしいです。
調べたところ、やはり失敗から学ぶことは多いです。
変革のマネジメントについては専門家によれば、以下の3つがわかっているようです。
①変革は、解凍(unfreeze)→変化(change)→再凍結(refreeze)というプロセスを経る
→現状からの脱却を目指して行動を開始し、よりよい姿を求めて変革活動を展開し、いずれかの時点でその取り組みに一応の決着をつける、と言い換えてもよいそうです。
②変革は、上記のどの段階でも挫折する危険性に直面している、だから・・・
③変革は本当に難しい
はあ???確かに・・・
今回、3パターンほど整理してみようと思いますが、
失敗する理由として
①変革する理由や施策の導入目的を共有できていないこと
②戦略ツールが流行っているので、企業としては早急に導入してしまっていること
が挙げられています。
私は中小企業と課題に取り組むことが多いのですが、
施策を導入する前に、現実(背景)&事実(データ)を全員と共有するようにすることが多いです。
みんなで取り組む意識を持たせるためにそうします。