日本の金融業界は、「護送船団方式」が取られ、業界と国が密接な関係を持っていました。
国が銀行にお金を貸し、銀行が信用を基にした預金と国から借りたお金を元に、企業への融資を行い、企業を成長させる・・・そして税収を上げる・・・という風に景気への影響も大きいものでした。
また、戦後日本人にとっても、お金は銀行に預けておけば、金庫代わりにもなるし、増えるし・・・非常に安心の個人金庫のような存在でした。
ところが90年代以降、日本の銀行も不良債権問題が表面化し、合併や倒産することで、預けておいてももしつぶれたら・・・という不安をかかえるようになりました。
本来なら国が肩代わりするシステムも崩壊し、今は銀行に預けても、万が一倒産した場合、一定額までしか、保障してくれません。預金保険制度が適応されています。
ちなみに、現在は
・決済用預金は全額保護されますが、
・普通預金
・貯蓄預金
・定期預金
・ビッグ などで口座あたり、元本1000万円と利息までしか保護してもらえません。
※他の金融商品は保護の対象外となります。