「経験曲線」とは、製品の生産量が増えるにしたがって、単位あたりの製造コストが一定割合で低減していくということを示したグラフの曲線のことです。
ボストンコンサルティンググループが1960年代に発見した法則です。
一般に生産量が倍になると、単位コストが20~30%低減すると言われています。
理由は定かではないのですが、ヒトが学習する・専門的になり資源集中できる・規模が大きくなる・設備投資などが起因すると考えられています。
今となっては当たり前の法則なのかもしれませんが、理由は定かでは無い訳で、奥が深い考え方です。
これによると単一商品で勝負する企業は大量生産で、コスト優位性を築くという理屈が成り立つ訳です。