バリューチェーンの分解と再構築 | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

バリューチェーンという分析フレームは、業務プロセスの各活動がどんな価値を生み出しているのかを整理するのに便利ですが、さらに産業や業界を視野に含めて、ビジネスモデルを改めて可視化することも重要です。


ビジネスモデルにタイプがあるようで、


質問①:バリューチェーンの中で、コストがかかっているのにバリューが低い活動は何か?


質問②:自社の事業は、顧客にとってバリューチェーン全体か?一部か?


質問③:自社の事業で。ネットワークによって影響を受けるのはどこか?


質問④:持っている資産のうち負債はどれか?


質問⑤:新しいプロセスが必要になるか?


以上の5つの質問に答えることで、それぞれの新しいビジネスモデルにあてはまると考えます。

レイヤーマスター

特定のプロセスで強大な力を持っていて、競争優位性を築いている企業

→例:マイクロソフト


パーソナルエージェント

購買代理として複数の情報をまとめて効率化を図ることで収益を上げる企業

→例:アマゾン・楽天

オーケストレーター

バリューチェーンの中でコアとなるプロセスに集中する

プロセスの最適化を図る、プロデューサー的企業

→例:デル


マーケットメーカー

今までのバリューチェーンになかった機能を作って新しいマーケットを創る企業

→例:ガリバー


たしかにこれらの会社は10~20年前から出てきた企業群です。

今はよく見られますが、当時は新しいビジネスモデルですね。