打ち合わせのため、東京から日帰りで北九州市まで行って来ました。


できれば一泊したかったのですが、翌日は病院での検診があったのでやむを得ず日帰りになったのでした。


昼は駅の立ち食いそばをかき込み、帰りは駅弁を新幹線の中で食べるというタイトさでした。


せめて九州らしい駅弁をと思い選んだのがこれ。





アルコールは、三郎丸蒸留所のハイボールと獺祭です。


三郎丸蒸留所のハイボールはスモーキーさがポイントのようですが、アードベックなどのアイラ系が好きな私としては、ちょっと物足りなく感じました。




獺祭は、安定の美味しさです。





だれが飲んでも美味しいと感じる嫌味の無いバランスの良さが、獺祭が人気の理由じゃあないでしょうか。


大阪の日帰りの場合、京都で弁当を広げると、静岡を通過するくらいまでゆっくり楽しめるのですが、九州からとなると、神戸までも持ちません。


そこからの長い時間を過ごすのが大変です。


小倉駅で立ち食い寿司店があり、どうするか悩みました。


今から考えると、そこで小腹を満たす程度に食べてから新幹線に乗り、大阪あたりから駅弁を広げると言うのが良かったかなと思います。


またはひたすら寝ているとか。


小屋の屋根に設置したソーラーパネルは、400Wのものです。





400Wと言っても、この値までフルに発電出来るわけではありません。


季節によって太陽の角度は違いますし、1日の中でも太陽の位置が変わります。


雲の多い日もあるでしょう。


設置した屋根の角度は約30度なので、設置角度として悪くはありません。


小屋に来るのは4月から11月末までの8ヶ月間。


2週間に1回くらい来て一泊か二泊します。


DELTA PROの容量は3600Wなので、1日の発電目標は、3600W÷14日≒251Wとなります。


ソーラーパネルを設置した翌日は、雲ひとつない快晴。


朝8時位にパネルに日が当たると、約40Wくらいですが発電を始めました。


日が当たると言っても、思い切り斜めからです。


この日は外出してしまったので途中の発電量の変化はわかりませんが、夕方に戻った時は、20%くらい充電量が増えていたので、トータルで約720Wを発電していた事になります。


今の小屋の利用ペースを考えると、来た時には満充電になっている事が期待できます。


小屋で一番電気を使うのは、冷蔵庫です。


1時間に50W程度ですが、24時間使い続けると1200Wも使ってしまいます。


ここで考えなければならない問題があります。


バッテリーに充電しながら電気機器に給電する事をパススルーと言います。


充電をAC電源から行う場合は、電気機器への給電は、バッテリーから行われず、AC電源から行われます。


ところがソーラーパネルで充電する場合は、ソーラーパネルから給電されず、バッテリーから給電される仕組みになっています。


バッテリーから見ると、「充電されながら給電する」状態です。


発電量が給電料を十分に上回れば良いのですが、時には雲も出てくるので、常にこの関係にはなりません。


今回わかったのですが、私が使っている冷蔵庫は、十分に冷えている時の消費電力はほぼゼロなのですが、庫内の温度が上がると、冷やすために120W程度を消費するのです。


このタイミングで雲が出ていると、充電は行われずにバッテリーから給電される事になります。


別の日に冷蔵庫をオンにしたまま外出すると、戻ってきた時にバッテリー残量が減っていました。


ソーラーパネルは機能していなかった事になります。


色々と考えたあげく、2泊以上の時はソーラーパネルが発電している時間帯に、冷蔵庫は使わない事にしました。


実はこれまでも、そうしていました。


これまでは、1600Wのガソリン発電機を使って電気を得ていましたが、日中は発電機を回していませんでした。


冷蔵庫は、小型の安物ですが、冷えすぎるくらい冷えるので、夏でもブロック氷を入れておけば、何泊かしても氷は溶けないので、日中は電気を切っても問題ないのです。


冷凍食品がある場合は、もう一つの充電バッテリー「River 2 Pro」に切り替えるという方法もあります。




小型でも800Wあるので、結構使えるバッテリーです。


充電量が減ったら、車に載せておけば、走行した時にシガーソケットから充電できます。


この使い方をした場合、1日家電製品を使った時のDELTA PROのバッテリー消費量は、約30%でした。


これなら3泊くらいは、全く充電しなくても過ごせそうです。


ソーラーパネルの発電も利用すれば、1週間位でも大丈夫そうですが、晴れの日ばかりではないので、バッテリーだけで過ごせるのは3日くらいと考えておくのが良さそうです。


いざとなれば、ガソリン発電機で充電するという方法もあります。


実際、エコフロー 社から、DELTA PROと接続して使うガソリン発電機が販売されています。


充電量が設定値以下になると自動的に発電機が始動してDELTA PROに充電してくれるという優れものです。


いずれにしても、週末利用の小屋でのオフグリッド生活は成り立ちそうです。

ソーラーパネルと室内に置いたDELTA PROを接続するには、室内のどこかに穴を開けなければなりません。


ソーラーパネルから直接出ているケーブルと、DELTA PROに付属していたケーブルでは長さが足りないだろうと思い、延長ケーブルを買っておきました。


結局、渓流側の玄関スペースにケーブルの取り組み口を作る事にしました。


厚さが3センチの壁に穴を開けて、屋外からケーブルを室内に引き込むために用いるカバーを取り付けました。




このカバーは、室内側にも取り付けました。






DELTA PROの置き場所は室内のデッドスペースに決めてありましたが、重さが45キロもあるため、設置してしまうとケーブルの抜き差しなどで動かすのは大変です。


そこで手持ちの廃材を使ってキャスター付きの台を作る事にしました。





DEKTA PROを載せるとこんな感じに。




これで太陽光を使ったオフグリッド(自給自足)システムの完成です。


あとは、どのくらいソーラーパネルで電気を賄えるかのテストです。