小屋を建てた最初の頃は、トイレは有りませんでした。

 

どうしていたかと言うと、歩いて3分くらいの所にテニスコートがあって、そこのトイレを利用していました。

 

夜になると真っ暗な中を歩いていくわけですが、夜中にトイレに行きたくなるとかなり面倒です。

 

そこで、小屋の側面にトイレを作ることにしました。

 

完成した時、その便利さに感激しました。

 

ただ、難点が1つあり、室内とつながっていないため、一度外にでなくてはなりません。

 

雨の日は傘が必要です。

 

上の娘が小さい頃は、一緒についていくという面倒さもありました。

 

ある日「一人で行く」と言って、頑張って暗闇の中に出て行ったのが思い出されます。

 

テニスコートに行くよりは相当便利になったのですが、まだまだ不便です。

 

そこで、室内の壁を壊してドアをつけ、室内から行けるようにしました。

 

これだけのことですが、生活レベルがグッと上がったように感じました。

 

それから40年近くたちましたが、ずっと何とかしなくてはと思いながらも手を付けられなかったことがあります。

 

それは「窓」です。

 

 

 

 

横幅90センチちょっとの窓枠を用意したのですが、窓を作るのが面倒で、網戸用の網を適当な大きさに切り、外から適当に固定しただけでした。

 

虫が入るのは防げますが、これでは外と同じで、冬はかなり寒いトイレでした。

 

今回、思い切ってサッシに交換することにしました。

 

建物の一部を壊してリフォームするのは何度もやっていますが、かなり大変な作業です。

 

「劇的ビフォーアフター」のように、大きく壊せばやりやすいのですが、既存の壁の一部をサッシのサイズに切り抜いて枠をつけるというのはかなり大変です。

 

ノコギリを引いていくと、五寸釘に当たったり、壁の中の筋交に当たったりします。

 

今回驚いたのがこれ。

 

 

 

おそらくヤマネだと思いますが、わずかな隙間から入り込んで巣を作っていたようです。

 

朝8時くらいから6時間ほどかかって、何とかサッシの取り付けが終わりました。

 

 

 壁の板を外した部分や塗装は次回に持ち越しです。

 

 

 

次回は更に大工事が待っています。

 

 

 

この便器を外して床を平にして、簡易水洗トイレに交換するのです。

 

おそらく丸1日かかるでしょう。

 

 

渋川経由で浅間の小屋に行く途中、群馬原町を過ぎて榛名の方に左折すると蕎麦処「いちよし」があります。





ここの蕎麦は石臼びきで美味しいのですが、セットにしたとき付いているにぎり寿司が素晴らしい。


ネタが新鮮なのです。





いったいどこから仕入れているのでしょうか。


しかもセットで1000円!





付け合わせも美味しく、ランチの時間はいつも待ちになっているのがわかります。


舞茸天ぷらを追加しました。





50年以上もクラシック音楽を楽しんでいると、手元のCDやLPがどのくらいあるのか分からなくなっています。


それでも全ての曲に触れられないのですから、クラッシック音楽の世界は広大です。


そんな状態でもしばしば聴くことがあるのがチャイコフスキーです。


弦楽セレナーデや交響曲の4番から6番ですが、私とチャイコフスキーの相性は良いのでしょう。


今回取り出したのは、バルビローリがハレ管弦楽団を振った5番です。





バルビローリは、よく歌う指揮者という印象があります。


弦や管をよく歌わせているところはうっとりさせられ、別の瞬間では相当な激しさも感じさせます。


だから面白い!


弦の動きは内声部の動きがよくわかり、2楽章のホルンが入る最初の序奏部分は、メロディーが左から右のバイオリンに受け渡される様子にハッとします。


1959年の録音ですが、楽器の分離は優れ、オーケストラの配置がよくわかります。


比較として1975年のショルティの5番を聴いてみました。


音の鮮烈さはショルティが優っていますが、ステージイメージの生々しさはバルビローリに軍配があがります。


ショルティの4番は素晴らしい演奏でしたが、5番はバルビローリの人間臭い演奏を聴いた後では、面白みが足りない印象を受けてしまいました。


5番はチャイコフスキーの曲の中でも作為的だと評された事もある曲ですが、バルビローリの演奏を聴くと、第4楽章の一部を除けば、驚くほど密度の高い曲だと感じることができます。