滋賀県の大津に一泊した時、ホテルの夕食は利用せずに、地元の居酒屋を利用することにしました。


入ったお店は予めあたりをつけておいた「直(なお)」。


決め手は突き出しとお刺身でした。


こんな突き出しで始められるお店が悪いはずはありません。



お刺身は盛りも十分で、器でも演出してくれます。




揚げ物はトウモロコシと里芋。





肝心の日本酒は、店主に滋賀のおすすめを3つ選んでいただきました。



どれも美味しかったのですが、特に気に入ったのは右端のAZM16。


とてもすっきりとした味わいのお酒です。


翌日、幾つかのリカーショップをまわってみたのですが、店にはありませんでした。


ネットで調べてみるとこの秋デビューと言う事で、おそらく「直」には優先して入れたのだろうと思います。


ここ2年ほど、ホテルで用意された夕食は、量の点で厳しくなってしまいました。


美味しい料理を少しだけいただくと言うパターンが丁度いい年齢になったようです。



金曜の夜に富士市に一泊してから、車で琵琶湖に向かいました。


西の方面に出かける時、家を朝出ると、都内を抜けるだけで時間がかかってしまうので、ここ数年は夜中に富士市辺りまで移動するようになりました。


ちょっと失敗したのは、東名の工事を忘れていた事でした。


東京インターから海老名SAまで、工事渋滞に巻き込まれて、2時間ほど耐えていたのですが、我慢できず、横浜町田インターで降りると言う失敗がありました。


土曜日はまず琵琶湖の西にあるびわ湖バレイのびわ湖テラスに向かいました。


標高差800mを約5分で上ってしまう121人乗りのロープウェイから見える景色の変化は、なかなか圧巻でした。





天気は今ひとつでしたが、びわ湖テラスからは琵琶湖の東側がよく見えました。






ロープウェイ乗り場に向かうには、まず駐車場の料金に2000円がかかります。


さらにロープウェイは往復で3500円。


上でお茶を飲むと二人で軽く1万円オーバーになりますが、気持ちの良い眺めは価値がありました。





ハイフェッツの演奏するブラームスのバイオリン協奏曲を聴きました。




 

バックはライナーの指揮するシカゴ交響楽団です。

 

ハイフェッツの上手さには圧倒されます。

 

楽譜とにらめっこして演奏するのではなく、完全にハイフェッツの手の内に音楽が入っていて、自由に弾きまくっている感じがハイフェッツらしいところです。

 

この感じは、同時代を生きたギターの巨匠、アンドレス・セゴビアと似ています。

 

セゴビアの音楽は、作曲家よりも「セゴビアだ!」という感じが前面に出てきます。

 

音楽だけではなく音にも魂が入っていて美しい!

 

このアルバムを聴いて面白く思ったのが、バックを受け持つフリッツ・ライナーの指揮ぶりです。

 

ハイフェッツの演奏を盛り上げるために各パートの強弱や表情をコントロールしていることがよくわかります。


ブラームス自身がこの効果を期待して楽譜にしていたのだろうと想像できる演奏です。

 

気が付くと、ハイフェッツのバイオリンより、オーケストラの表情のほうに注目して聴いていました。