「日本フィル管弦楽名曲集Ⅲ」というアルバムの最後に入っている、2003年1月12日に東京芸術劇場で行われた第129回サンデーコンサートのライブ録音です。

 

小林研一郎さんは、極めてレパートリーが少ない指揮者という印象があります。


「炎のコバケン」と呼ばれ、コンサートでは大変熱い音楽を聴かせてくれるので、このボレロは楽しみでした。

 

コンサートだけではなく、録音されたチャイコフスキー、ドヴォルザーク、ベルリオーズなどの交響曲は、どれも感動的な名演です。

 

チャイコフスキーの交響曲第5番の終楽章を聴くと、全パートをコントロールして表情付けしているのがよく分かり、聴き込む度に発見があります。

 

この点から見ると、ラベルによって緻密に計算されたボレロはパートバランスで表情を付けたりテンポを揺らす事で特長を出すのが難しい曲に思えます。

 

ボレロは、テンポを正確に維持してリズムを際立たせ、音量を確実に上げていけば、平均点的に感動させることが出来る設計になっているのです。

 

コバケンの演奏は、ソロが腕前を見せる前半より、オーケストラをコントロールする後半が面白いだろうと期待していたのですがその通りでした。

 

トロンボーンのソロが終わってからは、段階的に音量を上げていく様子がはっきり分かり、最後の爆発を予見させてくれます。

 

弦楽器のトゥッティが終わった辺りからは、会場にいたら心臓がバクバクするに違いありません。

 

事実、演奏後はブラボーの嵐でした。

 

ボレロという曲は、単純明快に、はっきりと聴こえるリズムセクションに乗りながらソロの妙技を披露してくれ、後半は音量の増加がはっきりとわかるようにして、これ以上の音量が出るのかというところからもう一段階レベルアップしてくれれば感動できるのだと思うのです。

 

ラベルの作曲の素晴らしさです。

決算処理のような仕事はどうも好きではありません。


通帳と伝票は1円の違いも許されないのですが、入力ミスがあるとなかなか見つけることが出来ません。


伝票入力のために人を雇用するほどの会社規模では無いので、伝票入力は全て私がやるのですが、いつも後回しになってしまい、決算直前の二週間くらい、憂鬱な気持ちで作業しています。


その作業もやっと終わったので、今日はこれで仕事は終わりにしようと決めて、17時過ぎに宅配寿司に電話しました。


メニューを見て、近くにある『たらく』と言うコスパ抜群の店に注文したのは1200円の『よくばり寿司』


届いて払った金額は、1600円!


どうもここ数ヶ月の間に値上がりしたようです。


最近、値上がりはどの店でも見られます。


仕方がないことだと理解はしていますが、質が下がっているケースも多くて残念です。


『たらく』はそうではなく、クオリティはしっかりと維持していました。


ウニやイクラは入っていませんが、配達してくれて1600円なら満足です。


合わせるのは片山酒造さんの原酒です。





片山酒造は日光にある酒蔵で、大きく『原酒』と書かれた看板が目を引きます。


私は度数が少し高い原酒が好きです。


数年前に酒蔵に行き『原酒素顔』を購入したのが原酒好きになったきっかけです。


今日の原酒は、日光の戦場河原の土産店で見つけて購入しておいたものです。


グラスとデキャンタは松徳硝子の『大吟醸』を使ってみました。


今回は原酒ですが、本来は大吟醸用で、飲むときにグラスを回して香りが立つように、底に突起が出ています。





こだわりのあるグラスで美味しいお酒と食事をいただく時間はゆったりとしていてリフレッシュできます。


明日から気分を変えて仕事に取り組めそうです。





 

 [展覧会の絵』『ラ・ヴァルス』『道化師の朝の歌』がカプリングされていて、録音も素晴らしいアルバムです。


オーケストラは、ジョージ・セルが鍛え上げたクリーブランド管弦楽団です。

 

クリーブランド管弦楽団 で14分10秒の演奏時間と言う事からは、各パートが明確に分離した推進力のあるキビキビとした演奏が想像出来ます。


小太鼓はスネアの振動がわかるくらいハッキリと聴こえます。優れた録音です。


小太鼓と同じリズムを刻むトランペットの正確さも見事です。


コントラバスも良いバランスです。


ドホナーニの演奏は余り聴いていないのですが、バランスの取り方のうまさを感じます。


前半の管楽器のソロは、どれも見事です。


パイプオルガンを模した部分が終わると小太鼓の音量は一段アップします。

 

トランペットがメロディを担当する部分では一気に音量が増大します。

 

見事な演奏です。


しかし、気持ちはどうも盛り上がりません。

 

正確無比に進みすぎるからでしょうか。

 

迫力も満点で、優れた『ボレロ』の演奏である事は間違いありませんが、感情が開放されるには、何かが足りない気がします。


150種類くらいの『ボレロ』を聴き続けていると、いつのまにかキワモノを求めるようになっていて、正当な評価が出来なくなっている私の問題かも知れません。


『ラ・ヴァルス』『道化師の朝の歌』は、オーケストラの上手さと楽器の分離の良さが曲の面白さにマッチしていて楽しめました。